国語が苦手だった。

この主人公の気持ちを答えよ

だとか

この話の言いたいことはなんだ

とか

わたしは主人公の気持ちがわからず、
わたしの気持ちで答えて
よくペケをもらっていた。



《人の気持ちを考えなさい》

だとか

《人の痛みをしりなさい》

《相手の立場になりなさい》

という言葉も何度も誰かから
刷り込まれていた。


でも、
わたしは人の気持ちがわからなかった。


人の気持ちになって
泣ける人や、相談にのれる人、
じぶんの痛みとして受け取れる人もいるんだろうけど

わたしはセラピストとして
活動しても
その人の気持ちはわからなかった。

言葉を言葉として受けとめやすくて、
裏を感じとることも苦手。

ただ、身体をさわらせていただくと
その人の本質や、魂の輝きを
感じとることができる。


その人の気持ちは、その人のもので

気持ちがわかる。

ということはおこがましいとも思っている。

気持ちがわかる。というのは
自分の経験から似たような経験をして
その当時を思い出したり、その環境になったらじぶんはどう感じるかを想像して

じぶんの傷が痛むことだ。


今日は不思議な夜で、
世の中の大人たちは
なんて人にやさしいんだろうと思い、
そのやさしさは時に残酷だなと思い、


わたしはなんて冷たいんだろうと思った。

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そんなこんなを考えていたら朝。

おどろう。