今日は、『とらのこコングレス』という

ホメオパシーの体験談や、とらこ先生のお話を聴きながら

ホメオパシーのことをより知っていこうという会でした。

 

そこでわたしは、はじめて全国の方にじぶんの体験談をお話しました。

満席でびっくりした!

 

わたしとホメオパシーの出逢いは約4年前。

大腸がんが見つかり手術し、抗がん剤をすることが決まったあとに

 

以前いた研究所の先生であり、ホメオパスであり、女優芸人の

関口満紀枝さんに相談させていただいたことがきっかけです。

 

抗がん剤だけではよくならない

 

と思っていたので

ホメオパスになったというまきえさんにどんなレメディが

がんにはいいか

相談しました。

 

そうしたら、ホメオパスになりたてだったまきえさんは

ホメオパシーを日本に広めた由井寅子先生を紹介してださいました。

 

 

相談会にはじめて行った日は、まきえさんがついてきてくださいました。

とらこ先生の相談会を受ける人はビデオにうつり、

同時に別の部屋でその映像が流れ勉強できる仕組みになっています。

 

 

わたしは病気が発覚した時から

自分自身を全部売る。

と決めていました。

 

退院して元気になったら、病気をしたことも全部栄養にして、

人前で話したり、踊る時に説得力のある人になるんだ。

 

入院中の様子もこまめにビデオにおさめてもらったり、ICUにいる時も

母に写真を撮ってもらうようお願いしました。

(ICUはフラッシュNGなので後でみたら真っ暗でなにもうつってなかった。笑)

 

 

そんなこんなで、今回とらこ先生の講演会でお話するのはひとつの夢でした。

 

 

そもそもブログを真剣にはじめたのも、じぶんの病気を発信することで、

誰かの役にたったらいいなという思いと、じぶんの気持ちの整理と記録のためでした。

(わたしすぐ忘れちゃうからね。)

 

講演会には、お忙しい中まきえさんもかけつけてくださいました。

 

わたしはホメオパシーと出逢って、

生きる力をどんどんもどしていったように思います。

 

ホメオパシーだけでなく自然療法をされている方は

《抗がん剤は悪》と、とらえる方もいらっしゃいます。

でも当時、わたしは抗がん剤をとらない、という選択は怖くてできませんでした。

 

とらこ先生に抗がん剤もしたいとお伝えするのを躊躇したこともあります。

それはとらこ先生に見捨てられる、あきれられるという勝手な思い込みからです。

 

 

まきえさんはわたしが迷うたびに、

迷っていることを伝えていいんだよ。

抗がん剤も、ホメオパシーもとりたいことを伝えていいんだよ。

などとアドバイスをくださいました。

 

 

結果、わたしはとらこ先生にも家族にも医師にも自分の気持ちをごまかさずに

まっすぐ向かうことができました。

 

 

高校3年生でうつ病になり、25才で大腸がんステージ3Aになりました。

 

わたしにとってはうつの時の方がつらかった。

自己否定や自分さえいなくなればいい。

誰も必要としてくれない。眠れない。歩けない。食べられない。

一人でお風呂も入れない。

学校を休んでも罪悪感や、おいていかれる恐怖。

やっと眠れたら悪夢ばかりみていました。

 

がんはある程度病気のせいにできたので精神的には楽でした。

なのでうつ→がんの流れはラッキーでした。

 

 

でも、明日はこないかもしれないと

 

もっと生きていたいと泣いた日もありました。

 

次の日の想像もできませんでした。

 

たくさん泣いて、叫んで、のたうちまわりました。

 

 

抗がん剤をはじめて打った日には強い拒否反応で吐き続け

看護師に

《抗がん剤はいやだ!!!こわい!!!死にたくない!》と泣き続け

忙しいだろうに1時間ほど手をにぎり

 

『まおちゃんは抗がん剤をしても、しなくてもがんばっているよ。どっちをえらんでもいいよ』と声をかけてくださいました。

 

入院中は毎日のようにお見舞いに来てくださる方がいました。

退院してからは毎日のようにプレゼントが届きました。

 

わたしは今ひとりで生きているんではないんだなぁと思っています。

 

 

 

ちょっととりとめなく書いていますね・・・・

 

 

 

とにかく、いろんな想いがあったので

今日お話できて本当にうれしかったんです!!!!!

 

お話する前に、はじめて相談会を受けた時の映像が流れたのですが

ジャングルからでてきた野生児みたいでした。笑

 

だいぶかわったな。

今もジブリってよく言われるけど。。。笑

 

はじめから泣きそうになって、声はずっと震えてしまっていたし、

原稿書いたけどみなさんのお顔をみて話したかったから読まないで

話したら色々抜けてしまったけど・・・・

 

すごくうれしかった。

 

終わった後にまきえさんが泣きながら抱きしめてくださって

ひとりで乗り越えたんじゃないんだなぁと胸があつくなりました。

 

まきえさんはお話を聞いてくださったり、

わたしに合うであろう魔法のチンクチャーを送ってくださったり

(このチンクチャーものすごく素晴らしい!)

今もいろんなサポートをしてくださっています。

 

とらこ先生は娘のようにかわいがってくださり

わたしの生きる力を信じてくださいます。

 

明日はこないと思っていたけど

4年前描いた夢が今日ひとつ叶いました。

 

夢は叶うよ!!!

 

わたしはわたしを一生懸命に信じて、迷って、あがいて生きているよ!

 

まきえさんと。

 

とらこ先生とまきえさんと。

 

お話中。(東京だけでなく全国中継!)

 

25才の8月、退院前日。

 

 

今日も生きているよ。

 

ほんとうにありがとうございます。

 

2016年5月5日*齋藤麻生

 

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