芸能人の死は影響力が大きくて、
そしてその死の原因が『がん』ということが続いています。


3年前私は『横行結腸がんステージ3A』と名前がつき
リンパにも転移があるということで腹腔鏡手術で腸を30㎝切り、
抗がん剤で不妊になるかもしれないということで卵子凍結にとりくみ、
その後抗がん剤治療をしました。25才の夏でした。

抗がん剤はゼロックス療法といって点滴と錠剤をのむものでしたが
もともと風邪ひいても薬をのまなかったので薬自体に拒否反応があった私は
全力で吐き続け、
胃液しかでなくても吐き続け衰弱したため
違う病院に一時入院することになりました。

私は予後治療だったのでそこまで強くないだろうと思っていたのですが
これが甘かった。

点滴をしにくる看護師も防護服のようなものを着ていて、
点滴がもれるともれたところが壊死する可能性があると言われました。
でもって痛い。。。
点滴痛に慣れていたわたしはこの痛みが普通のものなのかどうなのかよくわからず
迷いましたが念のため痛いことを伝えると『壊死する可能性あるのでステロイド打ちますね』と。

ステロイドだとーーーー!!とパニックですよ。
抗がん剤をすることを散々迷い決断したけどなにがなんだかわからず
看護師さんに泣きわめきました。
吐き気も(妊婦さんはつわりに耐えているのだからわたしも耐えなければ。。。
と思っていたけどもう無理。
これ抗がん剤で死ぬと思いその後ちがう抗がん剤にし、ユーエフティー、ユーゼルという組み合わせの錠剤のみの抗がん剤にきりかえました。
この薬たちはわたしにとっては副作用もほぼなく飲むことができました。(でもやっぱり嫌で2クールくらいはやくやめたけど。)
抗がん剤を打っている方を本当に尊敬しています。すごい。

抗がん剤を始める前に卵子凍結、ホメオパシーと取り組んではいたのですが
そもそもこの年で自分の生死を決める決断をすると思っていなかったし
いろんな情報があふれかえっているけれど
どれを選べばわたしは生きていけるのかよくわからないしで
当時はテレビでがん患者のニュースが流れているのも怖くて消していたし
ブログでがん患者のブログを検索しては最後のブログに
『ご報告があります。⚪︎⚪︎は亡くなりました。』
っていうような内容があることが多すぎて
ブログもみることができなくなっていました。

わたしのまわりには自然療法でなおった方、医学に頼り治った方とさまざまいて
幸い両親がお金を出してくれたので自分で選んだ治療をすることができました。
わたしは自分で決断することを重要視していました。
医者がいっていることがすべて、両親ののぞむ治療法がすべて、
知り合いが教えてくれた情報がすべて、ではなく自分で決めた
ただ自分で決めるってものすごくこわくて
選んだ道がちがったら生きていけないかもしれないんだよなぁと思うわけです。


ホメオパシーの先生には抗がん剤はやらないほうがよいよと言われていましたが
抗がん剤拒否する勇気もなく結局その先生に『抗がん剤が悪といわれるのがつらい。』と泣きわめき『薬も金と思ってのめば良薬になって、あとで毒出しもできるよ』と言ってもらいようやく安心したりしていました。

今再発なく生きているけど
がん仲間は再発している方もいるし、再発していない方もいるし、
むしろステージ1だったけど再発した方もいて
よくわかりません。

ただわかることはその人がえらんだ道が正しいってこと。
他の人がどう言おうといいの!


わたしは生きる人は生きて、亡くなる人は亡くなるのだと思っています。
亡くなる方が治療法を間違ったとか、生活が悪かっただとか、
抗がん剤をしたからだとか、抗がん剤をしなかったからだとか、
マンモは悪だとか、検診大事だよマンモしようとか
そんな話ではなくてやはり人生をまっとうしたんだと思います。天命です。

再発した方、現在がん治療中の方さまざまいる中

わたしは能天気に再発なし!いえーい!と言っていますが
わたしはわたしで元気でいることによって
がん患者でも元気でいることをみせていけたらいいなと思っています。

はー長くなっちゃった。わたしは今生きているよ!29才をむかえられたよ。
25才のわたしよくがんばったね!!涙

わたしにとって大切な人たちがみんな元気でいられますように。


退院前日のわたしー!

以前書いていたブログに治療のことなど書いていたので
よかったらこちらもお願いいたします。


⭐︎
卵子凍結についての記事

⭐︎ホメオパシーの相談会にはじめて行った時のこと