一度の小さな失敗がなんだっていうんですか。
医者やパイロットじゃあるまいし。
…そうなんだけど。
よく上司が言うんですけどね。ミスしたって命とられるわけじゃないしって。
そうなんだけどサ。
私の場合、一度じゃないのが問題で。
まあ、それはそれはしょっちゅうミスるんです。自慢げに言うなって。
自分でも「またやっちゃった!あらら?なんで?」ってほんとあきれるくらいに。
自分が自分でイヤになります。今の会社に入って5年目。未だに自信のないまま、日常業務をこなすのにとにかく精いっぱい。
2年前のこの時期、そう、震災があったその日から、それ以前からずーっとくすぶってた「辞めたい」がどんどん膨らんでいきました。
2011年3月11日、私の住んでる関西でも長い長い揺れがおこりました。
揺れがおさまって会社のテレビをつけると今まで見たこともない光景が映っていました。東北の町が、家が、車が波に流されていました。
さっきまで目の前にあったものがあっという間に消えてしまう。ありえないことなんてありえないんだ。本当に怖かった。
あたしはそれを見た瞬間「こんな場所(会社)で死にたくない」と心底思ってしまいました。どうしてあたしはここにいるんだろう。こんな好きでもない人たちと好きでもない仕事をしながら死ぬなんて嫌だ。家族は今どうしているんだろう。家族に会いたい。家族と一緒に死にたいと。体が震えました。(誰だって死ぬ場所や時間なんて選べないんだから、こんなこと書くと気分を悪くされる方がいらっしゃるかもしれません。実際被害にあわれた方には何を言ってるのとお叱りを受けるかもしれません。大変申し訳ありません。)
それから「辞めたい」がどんどん膨らんで「いつ言おう」「いつ言おう」から「今日言おう」「今日こそ」になって、毎朝そんなことばかり考えて通勤してたら、どんどん心が重くなってきたとき、急に頭がピリピリ痛み出してちょっと頷いただけでもピリピリしだしました。なんだかわからなくて病院へ行ってみるとヘルペスで「疲れてるんですね。仕事休まないと治らないですよ」と医者に言われてようやく辞める決心がつきました。
結局仕事を休むこともなくヘルペスは治ったんですが、治ってすぐ上司に辞めたいと告げました。あたしは上記したようにミスの多いダメ社員ですから「そうか、わかった」で辞められると思っていたのですが、思いがけず引き留められ毎日のように話し合い説得される日々になり、もうなんだかわからなくなってきて、そんなに言うなら続けますよ、こんなどんくさい社員でもいいんですね?
と開き直って今にいたります。で、5年目を迎えています。
上司もあたしの本心を知ってからいろいろ気遣ってくれるようになったので(開き直ったせいもある)、前ほど嫌な職場ではなくなりました。その上司ともいまもご飯を食べに行ったりしていろいろ相談に乗ってもらうようになったり。ま、いまだにあの時もっと意志を強くもって辞めていたら…と考えたりもしますケドね。
あたしの仕事はデスクワークだから失敗自体では命はとられませんよ。でもその心労で命を落とすことは十分ありえるんですよ。いじめや体罰だっていじめる側や周りの者はたいしたことないって思ってるくらいの量(質)だったとしても、やられたり言われたりしてる本人は本当に死にたいくらい悩んでるものなんです。ただ、他人の心なんてわからないものです。ため込む前に爆発する前に誰かに話すと少しでも楽になるんじゃないかな。
なんか話がまとまらなくなってきちゃったな(・・;)
3月11日、たぶん日本中の人々がいろんなことを考える日になったんではないでしょうか。こんな何の関係もないようなところでも何かが変わるきっかけになっているのだから。