真央 金メダルなら閉会式で旗手？
真央 金メダルなら閉会式で旗手“あるかも”
金メダルで旗手も奪取だ。２月１２日（日本時間同１３日）に開幕するバンクーバー冬季五輪に臨む日本選手団の結団式が１８日、秋篠宮さまご夫妻をお迎えして都内のホテルで行われた。フィギュアスケート女子の浅田真央（１９＝中京大）も初めて五輪の公式行事に参加しテンションアップ。スピードスケート女子の高木美帆（１５＝北海道・札内中３年）とも初対面。金メダルを獲得すれば閉会式で旗手を務める可能性も浮上した。
浅田が五輪モードに突入した。胸には日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）のエンブレム。ベージュのブレザーとグレーのパンツに身を包みバンクーバーに思いをはせた。
「緊張もしてるけど、凄くワクワクしている。（気持ちが）凄く熱いですね」。昨年１２月の全日本選手権優勝で代表を決めて以降テンションは上がりっ放し。関係者に公式スーツがいつ届くのか何度もメールで問い合わせ、「たくさんの選手と会うのが楽しみ」と選手村での生活にも胸を膨らませている。
結団式前には、注目の１５歳、高木と初対面した。浅田も４年前は１５歳。しかし９月生まれのため６月末までに１５歳の誕生日を迎えていなければいけないという年齢制限の規定があり五輪出場はかなわなかった。浅田は「自分と同じくらいの身長で結構高い。テレビで見るよりもしっかりしていて、大人っぽいなあと思いました」と４歳年下の新ヒロインの落ち着いた雰囲気に驚いていた。
そんな１９歳には閉会式で旗手を務めるというプランが浮上している。今大会の開会式の旗手はスピードスケート女子の岡崎が務めるが、過去の五輪では大会中の活躍に応じて閉会式の旗手が変更された例がある。
０６年トリノ五輪は開閉会式ともにスピードスケート男子の加藤条治が務めたものの、０８年北京五輪では開会式の卓球・福原愛に代わり、２大会連続２冠の競泳・北島康介が閉会式で大役を務めた。９６年アトランタ五輪でも開会式は柔道・田村（現姓谷）亮子だったが、閉会式は女子マラソンの有森裕子に代わった。
フィギュアスケート女子のメダルが決まるフリーは２月２５日（日本時間２月２６日）。同２８日（同３月１日）の閉会式には浅田も参加を熱望しており、関係者は「五輪で一番上に立って、いい形で最後を迎えられたら（旗手変更が）あるかもしれない」と明かした。
２７日開幕の四大陸選手権（韓国・全州）で弾みをつけて、夢のリンクへ。「最高の演技をして、悔いなく終われたらいい。今は初めての五輪が凄く楽しみです」。表彰台の真ん中で笑う浅田を、みんなが待っている。
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2010/01/19/11.html
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