今週の『水星』は、ノレアによって破壊されたアスティカシア学園の光景から始まりました。楽しい（?）学園生活から一転して仮設寮暮らしとなって、身体も洗えず食事も非常食ばかりとなって飽き飽きしていた学生たちに、スレッタは大量のトマトを配って回るのでした。ミオリネの菜園は破壊されたのにどうしたんだと問うヌーノに対し、スレッタは事前に収穫して保存しておいた物だと答えるのでした。A.S.世界の保存技術って凄ェえーな…。
そして、前回瓦礫の下敷きになって死んだと思われていたペトラは、実は、虫の息ながらまだ生きていたのでした。彼女の容態に、気が気で無いラウダ。
一方、宇宙に戻っていたミオリネは（石もて追われたんだろうなぁ）、相変わらず「私の所為だ…」と落ち込んでいたのでした。そこへグエルが来て「お前の所為じゃ無い」と励ますのですが、それを否定するミオリネ。そしてガールズ共々身柄を拘束されたシャディクは、今回の事件はスペーシアンとアーシアンの格差の是正の為に行なったのだと、自らの行為を正当化するのでした。分からんでも無いが、他に方法があるだろうに…。
そこへ、ベネリットグループを離脱する事を宣言したペイル社のBBA共の密告を受けた宇宙議会連合が、ベネリットグループに対して武力による解体を決議したというニュースが。サリウスは、シャディクの養父として、今回の事件の責任を取る形で、グループ自体の存続を図る為に、自らのグラスレー社に全責任を負わせてグループから切り捨てるようにとミオリネに申し出るのですが、ミオリネは「これ以上誰も犠牲にしたくない」と、その申し出を断るのでした。
そして、ベネリットグループ解体に向かって航行していた議会連合の艦隊が発見した物は…、エアリアルFbを取り込んだクワイエット・ゼロそのものだったのでした。「クワイエット・ゼロ」って、計画とか概念とかじゃ無くって、この巨大な装置（?）を指す言葉だったのね…。そしてプロスペラの指令の下、議会連合の艦隊を殲滅するクワイエット・ゼロ。艦隊司令（?）は、「この魔女がぁ～!!」との言葉を最後にして消滅してしまうのでした…。
そしてスレッタは、そのニュースを聞いたグストンから、プロスペラを止められるのは、その娘であるスレッタしか居ないと説得されるのでした。それに対してスレッタは、自分はプロスペラの実の娘では無いと、身の上話を始めるのでした。その話に驚く地球寮メンバー達。しかし、スレッタはベルメリアが止めるのも聞かず、21年前に開発されて議会連合に押収されていたガンダム「キャリバーン」に自ら乗り込んで、プロスペラを止める事を決意するのでした。そのスレッタについて行く事を決意した地球寮メンバー達。そして、その話を立ち聞きしていたエラン5号も、行動を共にする事を宣言するのでした。いよいよ最終決戦か…。
そしてそして、ラウダはガンダムシュバルゼッテを前にして、ペトラが瀕死の重傷を負ったり、兄グエルが「おかしくなってしまった」事の恨みの矛先を、ミオリネへと向けるのでした…って、スレッタじゃなかったのかよ。まあ、一緒に殺るつもりなんでしょうけど。