今年の漢字は、「密」が選ばれました。
例のクソウイルスが蔓延している事もあって、それ絡みの漢字になるとは思っていたのですが、よりによって一番避けなければならない「密」を選ぶとは…。まるで「認知症（この言葉もすっかり定着してしまいましたね…）」みたいな話ですよ。
ここ数年、「金」という漢字が3回も選ばれたり（東京五輪が予定通り開催されていれば今年も「金」が選ばれるトコだったでしょうね…）、東日本大震災の発生した2011年には、「絆」などという綺麗事としか思えない漢字が選ばれたりと、誰得な漢字ばかり選ばれていた事もあって、すっかり関心が薄れていたのですが、今年もまた、揮毫する清水寺の貫主に清水の舞台から飛び降りてもらいたくなるような漢字でした…（決めるのは清水寺の貫主では無くて、タイトルにも書いた漢検なのですが）。
今年一年は、東京五輪やコミケといった大規模なイベントが悉く延期や中止に追い込まれたり、店舗経営も自粛に追い込まれたりした事もあって、「今は耐えるのだ…! 生きてこそ得る事の出来る栄光を、この手に掴むまで…!!」という事で、「忍」か「耐」が選ばれるかと思っていたのですが…。いや、選ばれるべきでした。
ここ最近、TV番組やスポーツ選手が、独自に今年の漢字一文字を選ぶという動きが相次いでいますが、それは、もはやこの「漢検の選定による今年の漢字」が飽きられ、呆れられ、無視されている事の表れなのでしょう。
で、例のワクチンなのですが、恐ろしい事に、人によってはアナフィラキシーショックが生じてしまうそうで、やはりそうそう美味い話って無いもんだなぁ、と思い知らされている次第です。
そして、例の「Go To トラベル」も、年末年始は停止される事が決定しました…って、もっと早く決めるべきでしたよ。