新しくいらっしゃる利用者さんは、広島より引越しされて間もない方でした。
広島といえば、お好み焼きと広島カープ。
コミュニケーションをとる中、自宅でもよく焼いていたとのお話があり、ぜひ焼いていただこうと来所日のメニューへと組み込んでみました。

当日、ご本人は来所するなり、頭が痛い、横になりたいとのことでベッドへ直行
どうなる、お好み焼き・・・
ともあれ、ほかの利用者さん達で、副菜作りとお好み焼きの準備は着々と進み、あとは焼くだけとなりました。

「準備ができました。焼いていただけますか?」と声かけすると「は~い。」とまだ少し痛むけどとホットプレートの前に立ってくださいました。
「あれ、どうだったかしら?」と戸惑いつつも、長年の習慣から体は覚えているようで、手は勝手に動きます。
2枚目を焼くときには無意識に食材に手が伸び、手際良く焼いてくださいました。
「皆さんも普段やる通りで大丈夫ですよ。」とおっしゃるも、ほかの利用者さんは、ほとんど初めて見る、広島風お好み焼き作りに興味津々な様子でした
 
 
 
  

美味しそうに焼きあがったお好み焼きは残されることなく、皆さん完食でした
「今度はもっとちゃんと作るわね。」と次回の約束もして下さり、楽しいひと時となりました。
ナカソネ