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俺は、普段真顔でいる時不機嫌に思われる。よく顔が恐いなんて事も言われるが自覚がなかった。みんな面白がっているのだと思っていた。しかし、周りの意見は本当なのかと考えさせるエピソードがあったのだ。それは今から数年前の事である。俺は車通勤でいつもの時間にいつものルートで会社に向かっていた。なにやら後ろの車の車間距離に違和感を感じる。アオリです。隣の車線は空いているにも関わらず、俺の車にベタヅケでひたすらついてくる。その頃の車はダイハツの軽自動車でアオラレやすいかもしれないが、相手もまた軽自動車。朝から不愉快な洗礼に「カチン!」思い切り低走行で走ってやると、そいつは蛇行運転を始めてきた。お構いなしに時速30㌔ で走行していたら、さすがにそいつもキレたらしく、横の車線に来て、被せてきた。コノヤロー!と運転手の顔を覗き込むと、相手もメンチを飛ばして来た。相手の顔を見た瞬間「ヤバイ!」どう見てもカタギじゃない」パンチパーマに口髭 典型的な893フェイス。思わず目を逸らしたと同じに相手も目を逸らした。・・・・・・お前の方がコワモテだろ~~~!!
