
画像提供CERN ATLASEXPERIMENT
これは、2010年11月04日11時44分に観測されたATLASEXPERIMENT鉛衝突実験(11月7日~12月6日)のデータである。
一見するとただのイベントだが、時計10時方向に大きなエネルギー角度分布がある一方、4時の方向には、ほとんど反応がない奇怪なイベントである。
基本ジェットは対になって発生することが多い。
では、なぜジェットが消えたのだろう

その要因は、ATLAS内部でクォークグルーオンプラズマ(以下QGP)が発生して、ジェットエネルギーを吸収した為だろうとされている
なんにしろ、今回の結果はQGPを裏付けるだけでなく、その性質の解明にも一役買いそうだと思う。
今後、大いに期待


