Hello everyone!

What’up ?



「オレオレ詐欺」

この言葉をよく耳にするようになってから、

もう何年過ぎたでしょう。

実際に被害に遭われた方もたくさんいます。

振り込む寸前で気づいてセーフだった方もいますよね。



平成29年度上半期都内の詐欺全体の

被害額は34億円だったと何かで読みました。

残念ながらまだまだ被害者が増えそうです。



特殊詐欺は案外身近な出来事なんです。

過去、我が家には2回の詐欺電話がかかってきましたが、

無事にクリアーしてきました。



デビュー戦は典型的なオレオレ詐欺。

敵があまりに泣きじゃくってお芝居をしたおかげでセーフとなった不思議なケース。



「オレなんだけど…(泣) オレなんだけど…(泣)

……

ぐおおおおっっっー(涙)」



お芝居に力が入り過ぎて、本人の声がかき消されて何も聞こえない。

イライラした母がブチッと電話を切って

The end.



2度目はどこかの島を買って投資しませんか?

といったいかにも胡散臭い感じ。

存在しそうにない島だったと記憶。 もちろんスルー。



さすがにもうかかってこないだろうと思っていたけれど、

3度目の正直なのでしょうか?

またもや詐欺集団の魔の手が母に迫ってきたのです。



東京に雪が降ったある日の午後、

警察の生活安全課と名乗る男性から電話がありました。



「大きな詐欺集団が摘発されました。

押収した被害者リストにあなたの名前があります。

無断であなたの口座からお金が引き出されてますよ!」



「えっ…なに?なんなの?(・・?」



母は相手が何を言っているのかよくわからず、

どうして見知らぬ人間の口座からお金を引き出すことが出来るのか?

通帳もキャッシュカードも紛失していないのにどうしてなんだろう?

いろんな考えが頭をぐるぐる回ったそうです。

反応が悪い母にやがて敵はこう言います。



「もっと詳しい説明を金融庁からします。

のちほど電話をします。」



電話を切った直後に次の電話が!

間髪を容れずに…やっぱり一味です(^o^)



「金融庁の者です。」



ニセ警察官と同様の内容の話をくり返します。

そして相変わらず反応が悪い母。



どうして見知らぬ人間の口座からお金を引き出すことが出来るのか?

通帳もキャッシュカードも紛失していないのにどうしてなんだろう?

なんで金融庁なんだろう?



激しく動揺したり、泣き叫んだり、声が大きくなったり、

敵はそんな反応を期待していたのかもしれません。



「そんなこと出来るわけがない」



淡々と繰り返す母に苛立ったニセ金融庁担当者が怒ります。



「あなたねー、これは大変なことなんですよ。

あなたのお金が勝手に引き出されてるの!(-"-)

詐欺の被害に遭ってるんですよ。

もっと焦って心配しないとダメでしょう!

こちらで新しい口座を用意しましたから、

これから先ほど電話した警察官がキャッシュカードを渡しにお宅へ行きます。

その際、現在使用中のキャッシュカードと交換します。」



と言って電話を切りました。



「金融庁の人間に怒られた。

金融庁がキャッシュカード?

警察官が届ける?…おかしい。

家へ行くと言ってたけど全然来ないわよ(・・?」



母もよくわかんなくなってきました(笑)



結果、誰も訪ねて来ませんでした。

窓の外は雪がどんどん積もっています。

きっとニセ警察官さんは大雪で動きが取れなかったのかもしれません。

でもそのおかげで被害に遭わず助かりました。



みなさん、気をつけましょうね。

特殊詐欺は普通に過ごしている日常にスーッと入り込んで来るのです。

対策としては、かかってきた電話にすぐ名乗らないように気をつける、

留守番電話に設定しておくなどでしょうか。

面倒なことに関わらないように日頃から心がけておくことが大切です。