すきなひとのてのひらが



すぐそこにある



そんなまいにち



おだやかなくらし





あのひとのてが



すきだったなぁって



そんなことをおもいだす









セミの声がしないことに



ある日ふと気が付いて



過ぎ去った夏を想う




けれども



一体それが



いつからだったのか



考えたところで



まるで分からなくて



彼らの方がよっぽど



夏を謳歌している



かもしれないと



思ったりする




窓の外では



鈴虫が鳴いていて



秋が来たような



気分になる







たとえば




あと1分しか




生きられないとしたら





わたしはあなたに




キスをするだろうか