退院前夜。 | ASDとともに

ASDとともに

ASD(自閉症スペクトラム)による双極性障害・解離性障害・PTSD・パーソナリティ障害とともに生きる一人の女性として、母としての日々。

私は明日、
精神科病院から退院します。

昨年3月27日に入院し
約一年。

そのうち2ヶ月はグループホームに入居していましたが
過食嘔吐と自傷行為がやめられなくなり、再入院しました。

一年たって、
やっと吹っ切れました。

精神科医療との関わり方も
自分の中で何となく答えとなるものが見えてきました。





今日、
入院中最後のカウンセリングがありました。

心理士さんに言われました。

『まにゃさんには生きる力があると思うんです。
    どんなに落ちても、辛い時でも、生きようとする力があると思うんです。
    生きたいと思う力というんですかね、それはとても感じていて。
    これはとても素晴らしいことなんですよ。』

『今日のまにゃさんを見て、大丈夫そうだなって私も思いました。
    何ていうか、穏やかなんですよ。
    上がってる時のまにゃさんはもっとギラギラしてますし、今日は部屋に入った時から穏やかだなぁ、って感じました。』

と。

私が

「この一年のことを思い返すと、感慨深いものがあります。
    グループホームに戻らないって決断したのも、薬との付き合い方を考え直したのも、よく頑張ったなぁ、自分。って思うんです。
    紆余曲折ありながらも、何とかまとまったのかな、と思います。」

と言うと
心理士さんは

『そうですね。
    その言葉通りだと思います。
    こういう言い方するのはどうかとも思うんですけど、私まにゃさんと接してて嫌な気持ちになったことないんですよ。
    よく頑張られましたね。』
   
と仰ってくれました。

「嫌な気持ちにさせられる患者さんとかいるんですか?」

と聞くと心理士さんは

『私だって人間ですからね、苦手な患者さんはいますよ(笑)』

と笑っていました。





明日、退院します。

何の意味もないとは思いますが
元夫の誕生日です。

午前中に、
グループホームへ荷物の片付けをしに行きます。

退院は16時です。

私は、頑張って生きようと思います。

私の根底にある
「生きたい」って気持ちを大切にして。

頑張れ、私。

新しい一歩、
私のペースで、
ゆっくりゆっくりと、
でも確実に、淡々と。

頑張ろうね、私。