2013年2月15日(金)日本時間12時15分、閃光を放ち、煙の尾を引きながら落下する火球がロシア、チェリャビンスク州などで観測されました。
火球はその後12時20分26秒に、上空15kmから50kmで空中で爆発し、複数の破片に分裂して落下しました。
被害は既に新聞TV等で報道された通りです。
被害に遭われたロシアの皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
隕石衝突が発生して間もなく、 数多くの動画が インターネット上にアップされました。
動画にアクセズせずともTV等で何度も報道されましたので、映像については既に皆さまのご承知の通りです。
ところで、その約16時間後の日本時間16日午前4時25分頃、小惑星が地球の近くを無事通過しました。
今回の小惑星は7等級程度の明るさであったため、肉眼では見えませんでした。
私は望遠鏡の中をあっという間の速さで動く、でも,、流れ星とは 全く違って ゆっくりゆっくり動くそれを早起きして見ていました。
しかし、ロシアでの隕石落下の被害があったばかりでしたので、小惑星の記事を書くことに多少なりとも抵抗があったことは否めません。
そこで、隕石と小惑星についての解説
隕石とは、宇宙から地球に飛び込んでくる惑星由来の石。
その大部分は、火星と木星の間の小惑星帯から飛んでくるもので、45億年前、原始太陽系の中で形成された小天体の破片です。
これらの多くは、地球に落下してくる時、燃えつき気化してしまいますが、気化せずに残ったものが隕石です。
理科の授業で、標本を見た記憶がある方、博物館等でご覧になった方もおられると思います。
そう、あの黒っぽい石が隕石です。
この隕石、塊のまま落ちてくると、今回のような被害をおよぼします。
世界各地には、大昔に巨大な隕石が落下してできたクレーターが残っているのが発見されており、北アメリカのバリンジャー隕石孔は とても有名ですね。
月にも たくさんある このボツボツもクレーターです。これも隕石の衝突で出来たものなのですよ。 2月16日20時15分の月
今回は天体望遠鏡にカメラをくっ付けて撮影しましたので、クレーターがよ~くわかります。
そうなのです。私が探し求めていたアダプター♡
25年以上も前に購入した私の天体望遠鏡と年末に購入したばかりのカメラに合うアダプターをやっとゲットできました。
(アダプター購入までの経緯については、後日記事にするかもしれませんし、しないかもです。)
ちなみに、今日18日は上弦の月です。近くに木星も見えますので、すてきなコラボレーションに今からわくわくしています。
でも、お天気、かなり心配・・・・・今日は関東地方は雨かも。
話を元にもどします。下図はウキィぺディアよりお借りしました。
小惑星についてです。
現在、軌道が確定して小惑星番号が付けられた天体は329,243個もあります。
小惑星の名前については、現在では天体の中で唯一、発見者に命名提案権が与えられているそうです。
まず、新天体と思われる天体を2夜以上にわたって観測し、その観測結果がMinor Planet Center, MPC=小惑星センターに報告されると発見順に仮符号が与えられます。
仮符号は以下の書式に従う英数字からなります。⇒ウィキぺディア参照
①4桁の数字:発見年を表す。
②空白
③アルファベット (A-Y):発見時期(月の前後半)を表す。
④アルファベット (A-Z) + 数字: 発見時期内での発見順を表す。
ということは・・・・・「小惑星2012DA14」はまだ仮符号なのですね。
しかも、2012年に発見されたばかり・・・・知りませんでした。
小惑星の多くは火星と木星の間の軌道を公転しています。
しかし、地球付近を通過する可能性のあるものも存在します。
16日未明にみられた小惑星もそうですね。
これらのうち、(星の見え方なんですが)拡散成分=尾があると彗星と呼ばれます。
そして、私が楽しみにしている3月10日頃から見えるバンスターズ彗星。
このパンスターズ彗星の軌道は、惑星の重力の影響により現在は放物線となっているそうで、地球に近づくのは今回一度きり、二度と戻ってこない彗星なのだそうです。
つまり、今回が最初で最後の出会いとなるのです。
明るさ予報はなんとマイナス3等級。
肉眼でも見えるし、10倍ぐらいの双眼鏡なら、彗星から尾の伸びている様子が見えることでしょう。
日没直後の西の空に見えるそうですよ。
この頃になったらTV等でも話題に上ると思いますよ。
金輪日食の時、遮光板が売り切れたみたいに 今回も 双眼鏡が入手困難になったりして・・・・
でも、スケートファンの皆さんは既にお持ちなので、こちらは大丈夫ですね。
そして3月25日頃からは夕方だけではなく、夜明け前にも北東の空に見えるようになり 観察はしやすくなります。
さらに、4月以降、高度は上がりますので そこは嬉しいのですが、逆に明るさは徐々に暗くなり見えにくくなっていきます。
ちなみに、1986年に見えたハレー彗星はだ円軌道を回っているので、約76年に1度の周期で地球から見ることができます。
けど、たぶん私はもう見れないです。
ところで、 この日、3月10日から、世界選手権が始まりますよね。
もう、ドキドキの2乗です。
そして、あの日、私は小惑星2012DA14を見ながら、世界選手権のゆづの活躍を祈りました。
動画はN様よりお借りしています。 2013年2月16日午前4時30分ごろ小惑星2012DA14が地球に最接近しまし
う~ん、あまりよくわかりませんでしたね。
でも、私は撮影できないし、動画も作れないので、偉そうなことはいえません。
それにしても、流れ星って結構流れているのですね。
今回の動画は、むしろそちらの美しさの方に見とれました。
(私はN様の作成する天体の動画のファンの一人として敬意を表してUPさせていただきました。)
別の方の動画もお借りいたしました。
こちらの方が私がみた小惑星2012DA14に近いです。
最後にNASAの動画お借りしています
この小惑星2012DA14、人工衛星よりも地球に近いところを通過したのですね。意外と近いことがわかり、驚きました。
美しい、星空を見上げて宇宙に想いを馳せるとき・・・・
ゆづのことを祈ります。
美しいものを見るとゆづを連想します。
美しいものは美しい・・・・
この小惑星通過とロシアの隕石は無関係ということなのでブロブでご紹介させていただく決心がつきました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130216-35028318-cnn-int
より抜粋
2月16日(土)10時10分配信CNN.co.jp
日本時間16日午前4時25分頃、小惑星が地球の近くを無事通過した。
同日、この小惑星が通過する数時間前に、隕石(いんせき)がロシア上空で大気圏に突入し、爆発した。科学者らによると小惑星の通過と隕石の爆発は関係ないという。
今回、地球に接近したのは「2012 DA14」と呼ばれる小惑星で、地上から約2万7500キロ上空を通過した。この小惑星の長さは45メートルほどと見られる。一方、ロシア上空で爆発した隕石(大気圏突入前は小型の小惑星だった)は幅が推定15メートルほどしかなかったため、発見が困難だった。
オーストラリア、アジア、東欧では、今回地球の近くを無事通過した小惑星を望遠鏡や双眼鏡で観察できた。
NASAの地球近傍天体(NEO)チームのポール・チョーダス氏によると、科学者らはこの小惑星に関する広範な研究を行っており、今後の進路はかなり先まで予測できているという。
しかし、地球に接近する可能性のある小惑星は数千個あり、今回の小惑星はその1つにすぎない。
この点について、NASA・ジェット推進研究所のNEOプログラム・オフィスのマネジャー、ドン・イエオマンズ氏は「我々が監視している小惑星の中で、地球衝突の可能性を否定できていない小惑星は多数存在するが、どれも衝突の可能性は極めて低い」としている。
イエオマンズ氏によると、2012 DA14ほどの大きさの物体が地球に衝突する確率は1200年に1度程度だという。