連続テレビ小説「オードリー」の再放送   ⑮ | 満天の星Lovelyのブログ

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60周年をあれほどに輝かせながら61周年へと繋げていかれた舟木さん、本当にお見事でした!
2023年もこれからもずっと、素晴らしい夢時間を頂けますように・・・。

          連続テレビ小説  再放送   

 

     美月が黑田社長の元へ「大京映画で働くチャンスを下さい」と直談判に

     訪れる。

               どうにも困ってしまう黒田社長

                「 映画界は斜陽化の真っただ中、お滝の悲しむ顔、見たないんや。

        あかんいうたら、あかん。」

     残念ながら、今年はニューフェイス募集をしていないこと、テレビだっ

     たらいくらでもプロダクションを紹介できると、秘書の関川や黒田社長

     に言われたが、

    

     美月は、私の人生は私のもの、ここで諦めたらを一生後悔するから、と粘る。

     社長は「10年くらい前なら美月一人の面倒くらいどうとでもなったが、今

     は大京も苦しい。悪いことは言わないから、夢は夢のままで置いとき。」と

     諭すが美月は「大京で、夢を追いかけさせて下さい」と、後へ引かない。

 

                 大部屋女優の部屋にて

     「椿屋」は、監督や作家がよく籠るところで、黑田社長が役員会とか脚本会

     議でよく使う宿屋、それで英ちゃんとも知り合いなのだということが判ると、

     許せんな~ と美月への嫉妬がますます渦巻いていった。社長室へも入って

     いったという情報が伝わると、大部屋女優陣は、” もみじ ” の一声の元、男

     部屋へ大挙して乗り込んでいった。

 

         男部屋で美月と面識があるのは、晋八だけだった。

      錠島に煙草の火を付けさせようとする ” もみじ ” 。相手にしない錠島。    

      「スター女優しか相手にしないのか。まだそんなことを言うてんのやな、

                  かませ犬のジョーは、フン。自分かて、大部屋まで落ちて来たくせに。」

              錠島の素性がまだよく判らない。

      (大部屋まで落ちて来た、かませ犬のジョー)そして、立腹した錠島が

      ライターの火を ” もみじ ” に近づけた時の(ハマの強制労働の方が、も

      っと熱かったぜ)との、謎めいた言葉。このあたりから、なぜ錠島が今、

      大京映画の大部屋俳優になっているのか、だんだんと判ってくるものと

      思うのだが、、、。

 

      美月の必死のお願いに根負けした黒田社長が、特別に面接試験をして

      くれることになった。「葉隠仙鋭・完結篇」シナリオの読み合わせを、

      関川秘書が仙鋭、仙鋭を慕う娘・お秋を美月ということで。

 

      関川秘書が「私、大学の英米文学科でシェイクスピアを専攻しており

      ましたので、時代劇の方は・・・」と難色を示したが、黒田社長は

      「黒沢の『蜘蛛の巣城』は、シェイクスピアの『マクベス』や。ごちゃ

                 ごちゃ言わんと早よやり。」と進めてしまった。

  

      「 ~~~この仙鋭、生きるも死ぬも天命と思うて来た。だが、お秋。

       そなたと出会うてからは、その心に曇りが出て来た。愛子、そなた

       ・・・・」

 

      「今、わたくし、台詞を間違えましたでしょうか」(” お秋 ” と言う

                  ところ、関川秘書は心秘かに好意を抱いている美月のママ・愛子の名

      を思わず言ってしまった)

        「お秋は人妻ちゃう。早よ言え」と先へ進めさせた。

     「お秋、そなたは生きよ。生きて幸せを掴め。仙鋭、最期の頼みじゃ。」

                     美月、涙ぐんで「仙鋭さま」

       仙鋭の弟子、ドクロ蜘蛛の千吉は、お秋の弟でもあった。

                「弟が6年間探し求めていた仇討ちのお相手があなた様だったとは、、。」

 

      

      美月はだんだんと感情を高め、仙鋭 を慕う” お秋  ”の気持ちを乗せて

      台詞を言えるようになっていった。

                

                                                   (ナレーション)

        晩年の仙鋭の果し合いの相手が、晋八君が演じた千吉やなんて。

         葉隠仙鋭の物語で始まるあの旅・・・あれから6年。

        

                                        美月ちゃん、あんた映画つくりや。

                     あの時、君ちゃんから聞いた物語のその先で、私は仙鋭を愛する

                     ” お秋 ” の役を演じていた。

 

                                                そこまで、もうええ。

                  あのな、芝居は泣いたらええ言うもんやないんや。泣くのは、客や。

                  役者が客より先に泣いてしもたらあかん。涙をこらえる芝居こそ、客

                  の涙を誘うんや、わかったか。

                                                        「御意」

                けどまぁ、集中力はあるな。感性も悪うない。役者としての才能はある

                やろ。けど、スターにはなれんで。華がないねん。お滝はな、君ぐらい

                の年にデビューしとったら、きっとスターになったやろ。けど、君はあ

                かん。これはな、長年スターを育てて来たワシの勘や。

                脇役でええんです。大部屋のエキストラに。画面の隅っこを歩けるだけ

               でも、幸せです。大京の映画作りに参加したいんです。お願します。

 

                                            大部屋俳優・男部屋にて

              皆の質問攻めにあっている晋八

        付き人? はい、「続・葉隠仙鋭」撮ってる時に、・・・

        何で、椿屋の娘がおまえの付き人なんかになったんや?

 焼き芋とアメリカ製の消しゴムが縁で・・・。

                   はぁ????

 

                   椿屋にて

          女優になる と決心したことを改めて話す美月

 

                   女優になって芸能界に入ることは、怖いことという先入観のゆえか、

       お母ちゃまは「役者とヤクザは一字違い」なんて・・・。、。

      ラブシーンも殺陣のシーンもあるが、どちらも俳優の仕事であることに

               は変わりがないことを美月は力説するが、お母ちゃまやパパには理解し

               てもらえない。

      ママの愛子だけは、大京映画がダメだったら一人で東京へ出て、本当

      に頑張れるかどうか、やってみればいいと、後押しをしてくれた。母

      親だからこそ、涙を呑んで突き放せるんだと。

             

                                       美月は、お母ちゃまへ向けて

      自分のことは自分で決めると山鹿で言った通り、あれから6年間ずっと

      考えてきたのだから、ここで女優になるのを諦めたらきっと後悔する。

      黒田社長の言うようにスターにはなれなくても、自分で納得するまで

      やってみないことにはわからないこと、、。

      パパの大好きなオードリー・ヘプバーンも女優だ、と6年ぶりにパパと

      話す美月。パパは、ヘプバーンも、演技してる時は心も魂も売ってはん

      のやろ、とここまでは理解を示す。

     もの心ついた時から、みんなに仲良くしてもらいたいから、美月はずっと

     お母ちゃま、パパ、ママの前でいい子を演じていた。パパのオードリーは、

     いつも本当の自分を隠して演技し、魂も心も売っていた。

 

     

 

    黙って撮影所に行くようになったのも、撮影所だけは別の世界にいるようで、

    気持ちが楽だったから。嘘つかなくても、演技しなくても、魂売らなくても

    よかったから。美月が一番ホッとできた場所、心のふるさとが大京映画の撮

    影所だったんや。

 

    「私のほんまの気持ち、私がどんだけ違う自分を演じるのに疲れていたか、

     お母ちゃまもパパもママも、わからへんかったやろ」

 

     「誰に何を言われても、私の気持ちは変わらない。養女になるかならない

      か、私の意志で決めたらええと言われていたけど、本名・佐々木美月、

      芸名・吉岡美月。これが私の結論です。」

 

      ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★   

      第32回の終わりに、このドラマが始まってからの懐かしい画像が見

      られた。

      

 

       

                     

        

 

       

                    栗部金太郎(クリキン)さんの再度の出番は、まだまだでしょう

       ねぇ~~。

      ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★