ラヴリーコンサートNO.29 (3) | 満天の星Lovelyのブログ

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60周年をあれほどに輝かせながら61周年へと繋げていかれた舟木さん、本当にお見事でした!
2023年もこれからもずっと、素晴らしい夢時間を頂けますように・・・。

                             2017                   NO.29                                                                                                                    Love‐ly   Concert    
                             You & Me    

                2017.4.1(土)  14:00 17:30                                                                         
                  東京・メルパルクホール (3)     


                     次からの曲は、簡単に言いますと、「その人は昔」 関係ですが、、、。

                                                           ♪  心こめて愛する人へ
                                                           作詞: 松山 善三
                                                                 作曲: 船村 徹

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                こん こん こん こん こん
                君はいま なぜ泣いているの
                こん こん こん こん こん 
                君はいま なぜ悲しいの
                こん こん こん こん こん 
                君はいま 人を好きになったね


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     こん こん こん こん こん
     君はいま なにを見てるの
     こん こん こん こん こん
     君はいま なぜひとりなの
     こん こん こん こん こん
     君はいま そっと何か言ったね



     こん こん こん こん こん
     君はいま なにをしてるの
     こん こん こん こん こん
     君はいま なぜさびしいの
     こん こん こん こん こん
     君はいま 僕をじっと見てたね


               じっとしてると恋しい
               作詞: 松山 善三
                     作曲: 船村 徹

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       じっとしてると恋しい
       じっとしてると恋しい
       君に 手紙を書いている
       夜は とっくに ふけている
       愛の 言葉をさがしては
       じっとしてると恋しい
       じっとしてると恋しい

       じっとしてると恋しい
       じっとしてると恋しい
       君に 手紙を書いている
       別れた あとの 淋しさを
       心の底に かみしめて
       じっとしてると恋しい
       じっとしてると恋しい



                         恋のホロッポ
                         作詞: 松山 善三
                               作曲: 船村 徹

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 イメージ 6    ホロッポホロホロ  ホロッポホロホロ
     何故君は走っているの
     ホロッポホロホロ  ホロッポホロホロ
     何故だか私はわからない
     ホロッポホロホロ  ホロッポホロホロ
     何故君は泣いているの
     ホロッポホロホロ  ホロッポホロホロ
     何故だか私はわからない
     ホロッポホロッポ
     一緒に泣いてあげようか  
     ホロッポホロホロ  ホロッポホロホロ
     ホロッポホロッポホロッポホロッポ


                        その人は昔 のテーマ
                        作詞: 松山 善三
                              作曲: 船村 徹                            

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    その人は 昔  海の底の 真珠だった
     その人は 昔  山の谷の 白百合だった
    その人は 昔  夜空の星の輝きだった
     その人は 昔  僕の心の 灯だった 

    でも その人は もう 今はいない
     その人は 昔 僕のすべて
     今も その人は
     思い出の 丘に咲く ひな菊の花 

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  その人は 昔  僕のいのち
  今も その人は
  僕の日記を 埋める輝き



             その人は 昔 僕の ちから
             今もその人は
             僕をやさしく みつめるこいびと

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   でも  その人は もう 今はいない 
   その人は 昔 玉石の 荒い波ぎわ
    若駒の たてがみつかみ
    いらだつ海の向こうを
    見ていた胸をはって





                          アンコール
                          星の夜北へ帰る
                          作詞: 関沢 新一                                                     
                                作曲: 船村 徹                       

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                                                   (djandyw.com)
             果てしなき 荒野を行けば                  駒とめて 静寂(しじま)の中に                           
               ほほぬらす 星の涙よ                                         あおぎ見る 星の思い出
                   ふるさとは 母のいる国                                       あの星は 指きりの星                   
         夜ごと見る  夢より遠し                                       この星は 恋そめし星              
                                           
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         花咲けど その名も知らず
         若き日の 君は旅人
         人の世の 運命はかなく
         あの星に いつの日逢わん



     

     これは15周年のアルバムに入れたものですが、しかし曲が出来上がってきたのは、僕が19歳の
      時ですから、昭和39年でした。そのとき1回レコーディングしたのですが、曲のスケールに、歌い
      手が負けてしまい、 どうしても歌いきれませんでした。 こんな経験をしたのはこの作品が初めて
            でした。 「くやしい」 という気持ちが心の片隅にあったのでしょう。 そ れから10年後にアレンジを
            変えて再チャレンジしました。  しかし、やっぱりダメでした。 くやしさは増すばかりでした。 必ず
      いつか歌いきってやるというつもりで、15周年のときにアレンジを再び変えて、 再々チャレンジを
      しました。 そして、15年目にして、やっと何とか自分でも納得する歌に仕上がりました。
                                                (歌手生活30周年記念・舟木一夫全集『陽射し・旅人』「別冊解説書」)


           アンコールは、舟木さんが15周年目にしてやっと納得のいく曲に仕上げることができた
     といわれる星の夜北へ帰る」。 ステージでお聴きするのは2回目のように思う。 
     前回は、舟木さんは 駒とめて、星の荒野を行く~・・作詞の関沢先生は、きっと満州
     (中国東北部)でこのような情景のご経験があったのかも・・と仰って歌われていた。

           作詞の関沢先生の満州の荒野が想定されるような壮大なスケールの詩に、船村先生の
     大きな大きなメロディが付けられたこの曲。 アンコールをとても楽しみに待っていた。
     15周年の吹き込みでは、 星を仰ぎ見ながら荒野を行く若き青春の旅人の歌唱に、繊細
     で美しい情感が溢れていて、さながら壮大なスケールの抒情歌のように聴いていた。 
     近年は、ふるさとの母への思慕も、恋そめし人への慕情も、舟木さんのキリアが全て注
     ぎ込まれたような迫力が加わる。 深さと力強さが、迫ってくるように聴こえてくる。

      それにしても、50数年の軌跡の中にあったはずのご苦労とか、痛みとかをものの見事に
     削ぎ落として昇華し、昼夜通して38曲目となる ♪ 星の夜北へ帰る の中に広がる雄大
     な世界は、一体どこから来るものだろう。 掴もうにも掴まえきれない舟木さんのスケール
     と輝きの源を、又しても探ってしまう。 

      舟木さんの中にきっと、このスケールと輝きの元となるキーワードがあるはず、それは何
           だろう、、、七色のライトに浮かび、 真紅の光に包まれ、シルエットの影で魅了していく頭
           脳明晰なエンタテイナー、 その上、”  この間またインフルエンザで38,6℃くらいの熱が
           出ました ” と、エイプリルフールで私たちをドキリとさせるイタズラの名人、、キーワードは
           それぞれにいくつもあって、とても絞りきれず、掴まえたと思えばすでに舟木さんはもうそ
     の先を進んでいる。
     
イメージ 13   このCDでは、収録20曲のうち、12曲が今回の
   ラヴリーコンサートNO.29で歌われた曲となっ
   ている。

   ♪ 春 哀し   も、  ♪ 星の夜北へ帰る
   も、 15周年の年に吹き込まれた。

   繊細な情感の表現で、愁いがこぼれるほどに
   溢れ、満ちていく歌唱に、今更ながら酔わされ
   る。 舟木さんの抒情の美しい世界に、気が付
   けば、まるでヒロインであったかのようにのめり
   んでいる。 


    極上の深みを加えて聴かせて頂けるステージのライブを思い出しながら、 舟木さんのスケ
    ールと輝きの眩しさに、今日も喜んで眩惑されていく春の舟旅である。