特別展 京 都 洛中洛外図と障壁画の美 ~ 東京国立博物館 ~ | 満天の星Lovelyのブログ

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60周年をあれほどに輝かせながら61周年へと繋げていかれた舟木さん、本当にお見事でした!
2023年もこれからもずっと、素晴らしい夢時間を頂けますように・・・。

                           特別展 京 都 
               洛中洛外図と障壁画の美
 
 
                  ~ 東京国立博物館 ~
                2013.10.8(火)~12.1(日)
 
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                     本邦初! 
       国宝・重要文化財指定「洛中洛外図屏風」全7件が一堂に。
 
             京都でも見ることのできない京都。
 
 
    ・    国宝     「洛中洛外図屏風 上杉本」  狩野永徳筆  (山形・米沢市上杉博物館蔵)
     ・重要文化財 「洛中洛外図屏風  舟木本」 岩佐又兵衛筆  (東京国立博物館蔵) 
           ・重要文化財 「洛中洛外図屏風  歴博甲本」                  (国立歴史民族博物館蔵)   
           ・重要文化財 「洛中洛外図屏風  歴博乙本」                  (国立歴史民族博物館蔵) 
      ・重要文化財 「洛中洛外図屏風  福岡市博本」                (福岡市博物館蔵)  
      ・重要文化財 「洛中洛外図屏風  勝興寺本」                 (富山・勝興寺蔵) 
      ・重要文化財 「洛中洛外図屏風  池田本」                  (岡山・林原美術館蔵)
 
 
      洛中洛外図
     京都の市中(洛中)と郊外(洛外)の景観を、高い視点から見下ろして描かれ、室町時代
      から江戸時代を通して数多く制作された。ほとんどが屏風絵で、現存する「洛中洛外図」
      は、100点ほどが知られている。
      四季が巡るなか、御所(皇居)をはじめ、貴族や武家の御殿、有名寺社、観光名所を
      取り上げて、そこに暮らす人々の生活を余すところなく描きだした風俗画である。
      当時の都市景観を繁栄した「洛中洛外図屏風」は、美術的な価値だけでなく、建築史など
      さまざまな分野でも高い資料的価値を持っている。
      一方で、黄金の光をまとう「洛中洛外図」は、当時の現実の京都を描いたのではなく、それ
      ぞれの絵の注文主と、制作者たちが夢見た京都を描いているともいえる。
                                          (参考:東京国立博物館HP 
                                           日本テレビ開局60年特別展)
     
 
 
 
           この展覧会の最大の見どころのひとつ
「洛中洛外図屏風  舟木本」 (岩佐又兵衛筆、江戸時代・17世紀)の
     高精細画像の大型スクリーン
 
       会場に入ってすぐ、4×4mの大型スクリーン4基が出迎えてくれる。
 
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  滋賀県の医師・ 舟木氏がもとの
  所有者であったため、舟木本と
  いわれている。
     
  舟木本は、 建物や人々をクローズ
  アップして取り上げていることが特色。
 
  三条大橋 五条大橋 祇園祭
  南蛮人 芸能者 農民 職人  など
  2,728人が生き生きと描かれている。
 
 
 
                        
 
  
                                       
  「舟木本・祇園祭」   奇抜な姿で練り歩く祇園祭の行列 
      
 
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     「舟木本・五条大橋」  豊臣秀吉が架けた立派な五条大橋を、花見帰りに浮かれ
                         踊りながら渡っていく一団。
                                                                                 (参考:2013.9.27 夕刊読売新聞)
 
 
        国宝・重要文化財の「洛中洛外図屏風」7点が、一堂にi集められると壮観
                    である! まさに、” 京都でも見ることのできない京都 ” であった。
         しかし同じ「洛中洛外図」でも、こうして並べて見ると、それぞれにとても
         大きな特色、違いがあった。 その中でもっとも緻密に描かれ、屏風の中の
         人々が溢れるほどのエネルギーでうごめいていたのが、舟木本であった。 
         もちろん、身びいき(?)であってはいけないと、大型スクリーンや最初に展示
         してあるケースの中の実物の前を2度、3度行きつ戻りつしてきたが、やはり
         岩佐又兵衛さんの筆力が並々ならぬものであることは誰でも判ることと思った。
         だからこそ、大画面で細部を映し出されても、驚異的な描写力で迫り、その迫力、
         エネルギーに圧倒されるのだろう。
 
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 こちらは
    国宝    
「洛中洛外図屏風 
        上杉本」 
    狩野永徳筆  
 
   (山形・米沢市
       上杉博物館蔵)
 
 
     
               正月を迎える歳末の風景       室町時代・16世紀
 
 
 
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     二条城からは、二の丸御殿、全69面の豪華絢爛な障壁画、
           大広間を飾っていた「松鷹図」15面を展示
 
        
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  重要文化財 「松鷹図」
 
  二条城 二の丸御殿 
  大広間  四の間障壁画
                  
      狩野探幽筆
 
    江戸時代・1626年       
 
 
 
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          重要文化財 「桜花図」
 
      二条城 二の丸御殿
      黒書院 二の間 南側
 
 
             狩野尚信筆
 
           江戸時代・1626年
 
 
 
 
 
 
         超高精細映像4Kで体感する龍安寺石庭の四季
 
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                              龍安寺石庭:秋
 
     超高精細映像がほぼ原寸大(幅約16m)の巨大スクリーンに四季折々の「龍安寺石庭」を、写し出す。
     満開の桜、降り続く雨、夏の緑、秋の紅葉から雪が降り始め、庭と木々を真っ白の世界にしていくまで
     の季節の移ろい。  何回繰り返して見ても飽きなかった。
    
 
                                      (画像提供 :東京国立博物館 http://www.tnm.jp/ )
    
 
 
 
 
         「洛中洛外図」・・・町のにぎわい、天下人の夢。 
         「二条城」   ・・・京に咲いた、徳川の桜。
 
      そこにあったのは、煌びやかな、天下人の威信を賭けた夢。
      最新のデジタル技術を駆使した展示と豪勢な金地の作品に囲まれて、
      ほんのひと時京都に遊んできた。
 
      そして、だから、やはり・・・京の秋を味わいたくなってきたのである。 
 
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          京の恋唄
        1969(昭和44)年2月発売
          作詞: 西條 八十
          作曲: 竹岡 信幸
 
         ♪ 好きだけど 
       たまらないほど 好きだけど
       あなたは可愛いい 薄羽の蝶々 
       抱くにはあんまり か弱くて
       かなしく見おくる 嵐山
 
    ♪  さやさやと 嵯峨野の青竹風に泣く
       あなたの来ない日 さみしい夕べ
       昔も今でも 人の世は
       恋ゆえ泣くのか 京の秋
 
 
  「京の恋唄」         http://youtu.be/_nB0MUqy7uY 
  k a z u y a n _ h mさんの動画です
 
        CDからは、甘く澄んだ声で ♪ 好~きだ~けど~ た~まら~な~いほど     
        好~きだ~けど~  と流れてくる。
        今の舟木さんのお声なら、どんな風に流れてくるだろう。
                  和服姿の舟木さんが、今のお声で歌われる「京の恋唄」を、ステージでお聴きしたい!
 
        好きでたまらない薄羽の蝶々のあのひとは、今何処に、、、。
        嵯峨野の竹林を駆けてくる、あのひとの足音が聞こえては来ぬものか、、。
        
         来年2月には、南座でシアターコンサートがあると聞く。 
             こうなれば、南座で歌って下さるのを期待して、京都に乗り込むしかないか。
             考えてみれば、新歌舞伎座よりも南座の方が近いはず。
                  12月の新歌舞伎座、新橋演舞場もまだこれからだというのに、来年の舟木さん
        のスケジュールは次々発表される。お仕事が順調で嬉しいこと。しかし、
        舟木さんには会いたし、お財布は軽し、、で、悩ましいことこの上ない、東京の秋
        である。