「花の生涯」シアターコンサート千秋楽昼の部~2~ | 満天の星Lovelyのブログ

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60周年をあれほどに輝かせながら61周年へと繋げていかれた舟木さん、本当にお見事でした!
2023年もこれからもずっと、素晴らしい夢時間を頂けますように・・・。

             新橋演舞場 「花の生涯」
 
             シアターコンサート・千秋楽
                昼の部より ~ 2 ~
 
 
 
 
                                  ♪ 風信子(ひやしんす)だより
 
 
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                    作詞: 吉岡 治
            作曲:  服部 きよし
 
 
                                   
         ♪ 風信子の花がかおるむこうで
         とりとめもない雨のおしゃべり
         僕は僕でそんな窓辺の景色
         あかず眺める此頃です
 
                              
 
           君と逢った夏から冬
        ひとりすごす冬から春
        そして明日は誰のために
        季節は移ろい逝くのですか
 
 
 
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                                           ♪  君のことを想うばかりで
          やりばのない日々のいらだち
          なにをしても生きる意味さえなくて
          そんな自分にあきれています
        
 
 
 
             ~ ~ ~ ~
             ~ ~ ~ ~
             ~ ~ ~ ~      
              ~ ~ ~ ~
 
 
 
 
           1976年1月発売のLP「花もよう」では、オリジナル曲もカバー曲も
    含め、12種類の花に寄せて舟木さんの若い声が聴ける。(CD発売あり)
 
     「風信子だより」は、若者の素直すぎるほどの歌詞に、少しはにかんだ、
    31歳のどこまでも甘い舟木さんの声が乗っている。
    最初は、私たちの若い頃によく歌っていた世界に、舟木さんが乗せている
    その甘さが少々苦手で、何回もは聴けなかった。
    今、不思議なことに、 ” 君のことを想うばかりの日々のいらだち ” を、
         すっかり大人の声と色香身につけた舟木さんが歌ってくれると、すん
    なりと何のわだかまりもなく胸に入っていくのだった。
    ” そうそう、みんなそうだったよね~ ” と。
 
    こんな選曲のコンサートを聴けるなんて、と、又しても次の曲への期待が
    高まっていく。
           
 
 
                         ♪ 風の香り
 
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                        作詞: 喜多条  忠 
            作曲: 浜  圭介               
 
 
      ♪  君が出て行った部屋には
         からっぽの心が残った
         冷たい言葉を言ったのは
         僕のほうだったけれど
         今日も郵便ポストに
         君からの手紙を探しに行く
         窓辺に届く秋風は
         君のとかした髪の香りさ
                             
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      ♪   ~ ~ ~                                                             
          ~ ~ トーストの香り
             ~ ~ 冷たいコーヒー
            ~ ~ 君のカップ
            ~ ~ うっすら赤い口紅
            コスモス揺らす秋風は
          君の残した紅の香りさ  ♪     
                                                         
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            窓辺に届く秋風
             コスモス揺らす秋風
 
                            君のとかした髪の香り
                       君の残した紅の香り
 
                       
 
 
               1977年、15周年記念盤LP 「 愛はまぼろし 」 収録のこの曲は、昨年
      のNO.24ラブリーコンサート(2012.5.6 東京メルパルクホール)
      でお聴きして以来だった。フォークっぽい曲を、、という紹介で歌われた
      が、まさに ” ぼくらの季節 ” の世界である。
 
      昭和50年代の初め、出会った頃の舟木さんとは遠く隔たった季節を
      くつも過ごし、舟木さんの世界はもう卒業したもの、と思っていた。
      だから、LP「レマンのほとり」、「一葉舟」、「愛はまぼろし」、「限りない
      青春の季節」など、再会して以来やっと集めたLPも、当時は何も知らな
      かった。  
      知っていれば心ときめかせていたか、いや、今の舟木さんが歌って下さ
      るからこそ、深く心に届き、胸に収まっていくのか、、、。
 
 
      その辺は確信はないが、” 今だからこそ ” のような気がしている。
      
 
 
             
                  ♪ 忘れものの街
          
                                 
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      あなたが見たのは 虹の朝でしょうか 
      それとも小雨の白い街でしょうか
      恋の終わりをブランコに乗り
      枝をわたる風に  あの人のゆくえ
      そっと私が聞いてみました
      ひとはこうして忘れた過去の
      途切れた夢を探すのでしょうか
 
               
 
                                           ♪   私が見たのは 愛の影でしょうか
                                                それとも孤独な光る闇でしょうか
                                                 ~ ~ ~ ~ ~
                                                あの日に帰る雲の歌など
                                                歌ってみました
                                                               ひとはどうして ~ ~ ~
                                                大事な恋をなくすのでしょうか
 
 
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     『 忘れものの街 』 (昭和51年/アルバム収録)
      について
 
              「音源になってたかなぁ・・・・・俺の記憶では、
      なんかのアルバムに入ってるはずなんだけど。
      作詞・作曲は俺じゃないよ。忘れちゃった。
      コンサートでたまに唄ってる『悲しみ何さ』とか
      『白い部屋』も音源にはなってないんだよ(笑)
 
 
                    ~密着写真集「瞬」P31~32より~
 
 
 
              
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                「忘れものの街」は、
              2009コンサートの7曲
              メドレーのうちの一つ
       だった。
 
       眠らない青春~忘れものの街~
 
                 遙かなる草原~明日に向かって
 
                 走れ~赤とんぼの歌は聞こえない
 
                 ~麦笛~少年いろの空
 
 
 
 
 
 
            
 
             中野サンプラザで行われた”2009コンサートファイナル” (2009.12.13)
      で、オープニングの ” よみがえる夜明け  ”とともに、この7曲メドレー
      は大変に印象に残った。
      舟木さんに引き込まれていく契機ともなった7曲メドレーであり、その後
      これらの歌たちの音源を捜して、LPも集めていった。
      しかし、舟木さんの歌声にうっとりしながら、メモもとらないでひたすら
      舟木ワールドを気分良くたゆたっているいるだけなので、歌詞が再現
      できない。歌の情景を私の中で勝手に想像しながら聴いている、という
      とても贅沢な聴き方をしているから。  
   
 
       今回は詳しい舟友さんの助力を得て歌詞を探すことができた。
      朧に想像していた私だけの情景も、少しだけはっきりと探り当てることが
      できた。     
      
 
         それぞれに、若い日々の忘れられない情景があって、そしてそれは明確
      に説明もできず、そっと自分だけのものとして大切に心の奥底にしまって
              いる、あるいは閉じ込めているものだが、、、。
 
 
      ♪ 風信子だより  ♪ 風の香り  ♪ 忘れものの街
 
 
      は、閉じ込めていた思いを、なんだかそっと取り出して、ひとしきり
      愛でてみたいような、そんな気にさせられる歌たちである。
 
      かぐわしいコーヒーの香りとともに、次の曲「白い部屋」を思い出すに
      いたっては、なおのことである。
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                                       ~3~へ続く