みなと・よこはま ③ | 満天の星Lovelyのブログ

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60周年をあれほどに輝かせながら61周年へと繋げていかれた舟木さん、本当にお見事でした!
2023年もこれからもずっと、素晴らしい夢時間を頂けますように・・・。

           みなとよこはま ③
 
                          ~ 山下公園・赤い靴 ~
 
 
 
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             山下公園では、どうしても「赤い靴はいてた女の子」像を訪ねたい。
             しかし、芝生広場周辺を何回も廻るのだが、判らない。  
                         パネルに表示されているのだから、絶対にあるはず。
 
 
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          やっと見つけたのはいいけれど、左右のフェンスの
    間に挟まれて、ちょこんと座っている。
    山下公園の芝生、花壇は3月末まで工事中だった!
    
    女の子は、左右を工事のフェンスで挟まれて身動き
     とれず、窮屈そう。 それに、これでは、誰にも見つけ
        て貰えない。
 
           (横浜市HPより)                
                                     とてもとても可愛そうな「女の子」像だった。
                                     そこで今回は、ブログ「写真紀行・旅おりおり」から
                                     了承を頂き、2枚の写真をお借りしてきた。
                                     「女の子」の姿や表情が、はっきりよくわかると思う。
 
                   海を見ている
                       『 赤い靴はいてた女の子 』像
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                        「写真紀行・旅おりおり」”赤い靴”より
 
                                                                     イメージ 10
             大きな目で、海を見る女の子
 
     
 
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          「写真紀行・旅おりおり」”赤い靴”より 
 
      
     台座の部分は、大丈夫。                   
                          イメージ 4                歌と彫刻についての解説プレート
 
                                   イメージ 11                  山本正道 作
         1979年11月11日
     童謡 赤い靴を愛する市民の会               
     
     「この曲は横浜港を舞台に作られ、1921年   →
     (大正10年)に発表された童謡です。
     女の子の像はこれを記念し、多くの人に
     親しまれる彫刻となることを願って、ここに
     置かれています。」                                                         
                                            
                           「 赤い靴 」
                                 作詞: 野口雨情
                                        作曲: 本居長世 
 
            ♪     赤い靴   はいてた   女の子       
                                                                   異人さんに連れられて  行っちゃった
      ♪    横浜の    はとばから   船に乗って          
                                                                   異人さんに連れられて  行っちゃった
                
                 ~ ~ ~ ~ ~
                             ~ ~ ~ ~ ~
 
        「赤い靴をはいていた少女」のモデルとされる、岩崎きみちゃん。
        宣教師夫妻の養女となって、アメリカに渡ったとされていたが、実際には病気のため
        渡航はかなわず、麻布の鳥居坂教会孤児院で、9歳の幼い命を閉じたということである。
 
        アメリカで宣教師夫妻に可愛がられて幸せな日々を送っている、と信じていたきみちゃんの
        実母の話を、雨情さんが実際に聞いたものであるかどうか、、。また、きみちゃんが本当に
        養女になったのかどうか、諸説あるためこれが正しいと断定は出来ないのだが、横浜港には
        雨情さんの、詩のイメージそのままの少女の像があった。
        
         少し首をかしげ、両手を組んで、はるかな海の向こうを見ているかのような眼差しである。
         しっかりと、足の甲にベルトの掛かった靴を履いている。
                                                                                                                                                                                                                                       イメージ 12
         この童謡を、舟木さんは映画「友を送る歌」の中で、
         まるで抒情歌のように歌われている。
 
         船で暮らす二谷英明さんの息子と港で出会った
         舟木さんが、少年と ” 男と男の約束 ” を交わす場面
         である。
         
          児童合唱団や童謡歌手、クラシック歌手の 童謡でも
         ない、舟木さんの「赤い靴」。
                
 
                  舟木さんは、野口雨情の童謡を、抒情歌のように歌う。
        後年、舟木さんは「雨降りお月さん」や、「野口雨情もの
        がたり」で野口雨情を演じ、「船頭小唄」をリリースされ
        る。
                  この頃から、野口雨情さんに、何か感ずるところがおあ
         りだったのかも知れない。
                   故郷のにおいがする、その感受性において、情の篤い人のみが即座に共鳴しあえる何かに
         おいて、、。
 
         「赤い靴はいてた女の子」像の周りは、もうすっかり花壇の手入れも終わったことだろう。 
          いつまでも、いつまでも厭かず海を見つめている少女が、その頃見ていた港の景色は・・・
 
 
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          こちらは、「赤い靴はいてた女の子」像からは、少し左手になる場所である。
                                     (大桟橋近くのコンクリートに描かれていたパネル)
 
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                          大桟橋の賑わい                            (同)
      弓なりに伸びている防波堤が、その形から「象の鼻」と呼ばれ、海運の中心、荷捌きの場として
      賑わった。 「象の鼻」防波堤の背後に「鉄桟橋」が建設されてからは、物揚場、船だまりとしての
      役割を維持してきた。
      現在は再整備されて、「象の鼻パーク」となっている。
 
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         当時、(雨情さんの詩の中で)女の子が見た景色に近いと思われる。                (同)
        こんな港の賑わいを見ていたのではないだろうか。      
 
         山下公園近くの舗道には、横浜らしいこんなタイルが、はめ込まれていた。
 
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           「赤い靴」も、しっかりと みなと・よこはまのシンボルの一つに
         なっているようである。
         雨情さんの作詞そのままのイメージで、海を見つめる「赤い靴
         はいてた女の子」の周りが、今はもう、春の花で溢れていますよう
         に、、。