舟木さんの「あざみの歌」
霧が峰八島湿原に咲いていたあざみの花に、理想の女性を託して
作られた詩だとか。抒情的な詩とメロディで、 格調高いこんな曲が、
当時は普通にラジオから流れていたのですね。
舟木さんがまだ少年上田成幸だった頃、歌の指導をうけていた山田
先生のコンサートで「あざみの歌」を歌わせてもらったとか。
これが舟木さんにとってのデビューかも知れない 、ということです。 その時はまだ中学生だったのでしょうか?黒の制服を着て歌ったのかしら?
まだ、あどけなさの残る少年が「あざみの歌」 を歌う ・・・ さぞ可愛かった だろうななんて、想像しちゃいます。
♪~くれない燃ゆる その姿 あざみに深き わが想い ♪
♪~さだめの径は はてなくも 香れよせめて わが胸に ♪
さて、舟木一夫となってからの「あざみの歌」
ひたすら甘く、やさしいあざみの花です。 棘なんかないくらいに。 高原にひっそりと清楚に でも鮮やかに咲くあざみ。
こんな風に咲いていたら、誰でもわが燃える想いを託したくなるでしょうね。
(イラストは二木紘三さんのブログより)