舟木さんの「北上夜曲」
多分中学生の頃、各社競作でレコードが出ていたように思います。
歌声喫茶から流行りだし、作者不詳の曲を採譜してレコード化したのだ
ということで、TVでもマヒナスターズとともに歌った女性歌手の可憐な歌声が、
よく流れていました。
その時に覚えたメロディと、舟木さんが歌われるメロディが、ほんの少し違う
ところがあって、(2行目の最初の”想い出すのは”)その箇所だけ違和感を
感じながら聴いております。
(舟木さんが、この曲も歌詞を大切に情感込めて歌われているのはもちろんです)
それと、多感な時期に想像を逞しくして流れていた私の中のスクリーンでは、
高校生らしき恋人たちは、もっと北上川の河原を、せせらぎを聞きながら、
星を見ながら歩かなければなりません!
その歌詞がなくて、すぐに彼女が天国へ行ってしまうものだから、「舟木さん
もっと彼女と北上川のせせらぎを聞いてよ、忘れられない星の夜もあったでしょ。」
と叫びそうになるのです。
原曲に近いメロディを歌われたのかも知れないし、CD収録の関係でこの歌詞を
選ばれたのかも知れませんが、高校生の清純な初恋物語に憧れていた少女としては、
舟木さんの曲でもう一度その憧れに浸れるかしらと思ったのです。
私の中のスクリーンのあの場面を歌った歌詞を、舟木さんに歌って貰いたかったなぁ!!
♪ 宵の灯点すころ 心ほのかな初恋を
想い出すのは 想い出すのは
北上河原のせせらぎよ ♪
♪ 銀河の流れ仰ぎつつ 星を数えた君と僕
想い出すのは 想い出すのは
北上河原の星の夜 ♪