<<<はじめに>>>

住宅ローンの新規実行額で上位を占めているauじぶん銀行が7月から変動型の最優遇金利を引き上げることを発表しました…!
住宅購入をしている日本人の7割〜8割は変動金利で住宅ローンを組んでいるので、気になっている人は多いのではないでしょうか。

住宅ローンを選ぶなら変動金利一択!とは断言できませんが、一方で固定金利を選ぶ理由もなかなか見つけられないというのが、正直なところです。



<<<最優遇金利>>>

ご存知の方も多いかと思いますが、短期プライムレートをもとに基準金利(店頭金利)が決まり、そこから物件や借主の属性によって優遇幅が設けられ、最終的な適用金利が決定します。

(日本経済新聞より引用)


今回、auじぶん銀行が引き上げたのは最優遇金利ですので、最も優遇された場合に適用される金利が0.01%上昇したということになります。基準金利は変更されていないので、既存契約者の金利や毎月返済額は変わっておりません。


・新規借入:0.319%→0.329%

・借り換え:0.298%→0.319%

・基準金利:2.341%のまま


基準金利が上がるタイミングとしては、7月末日に開催される金融政策決定会合で政策金利が引き上げられれば、ほぼ間違いなく基準金利は上昇します。




<<ネット系・各銀行の基準金利>>

赤字の部分は基準金利が上昇したタイミングです。
低金利といえばネット銀行が有名ですが、各銀行しのぎを削っているのがよくわかります。一つの銀行だけが突出して、基準金利をあげてしまうと借り手がつかなくなってしまうので、相当意識しあっていると思います。表はあくまで基準金利ですので、最終的に適用される金利については各銀行のHPをご覧ください。

(ネット記事より引用)




<<<対応策>>>

世帯ごとでライフプランが異なるため、最適解は世帯ごと異なる、という何とも逃げ道のある結論に至っております…!

夫婦共働き世帯で子供を絶対に作らないと決めているのであれば、多少無理したローンを組んでもいいと思いますし、将来的に子供を考えているのであれば余裕のある返済計画を組むべきです。
これは仕事に関しても同様で、転職や独立を考えている人で収入に大きな変化が想定される場合は、それに合わせた住宅ローンを組むべきだと考えております。

不動産を保有すると、自分たちでコントロールできる部分とできない部分があるわけですから、せめてコントロールできる部分は全て想定の範囲内で収まるよう準備すべきです。だからこそ世帯・個人のライフプランはなるべく明確にし、定期的なリバイスが必要だといえます。