今日は母の13回忌法要でした。

         早いようで、長かったこの12年。

         いま母が生きていたら、ワタシの人生どうなっていたんだろ?



         12年前のちょうど今頃、入院中だった母が家に戻ってきた。

         退院するにはかなり具合が悪い状態。

         その当時、すでに3年くらい母が入退院を繰り返していた状況だったので、

         なんとなくいつもと同じような感覚で母に接していたワタシ。

         後で知ったことだけれど、その時退院出来たのは母が担当医の先生にお願いして

         退院させてもらったからだった。

         もう長くはないって自分では気づいていたみたい。

         帰宅してきても寝ていることが多く、思うように体が動かない母。

         日中は元気にしていても、夜中になると咳が止まらず苦しがり、

         一晩中背中をさする父の姿を見た時は、声をかけることも出来ず布団にもぐり込み泣いた。

         昼間寝ていた母が、突然冗談めかして、

        「お葬式の写真はぶーちゃんの卒業式の時のがいいな」と。



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         最初で最後の海外旅行になってしまったアメリカの旅。

         白血病と宣告される数ヶ月前の元気な母の姿。

         治療が始まってから、抗がん剤の副作用で髪は抜け、体重は激減し

         この写真のような元気な姿ではなくなってしまってた。

        
         
         「写真用意しておくよ~!」って、明るく返事をしても

         やはりそんなことを母が言い出すのは悲しかった。

         そんなやりとりがあっても、何となく死っていうのは遠いもので、

         すぐにはやってこないと思っていた。


         退院後数日でドクターストップがかかり、再入院。

         そして、8月1日に突然亡くなってしまった。

         あっけなかった。

         死に目にも会えなかった。

         母が苦しんでる時、ワタシは家で晩ご飯のハンバーグを作ってた。

        


         毎年、毎年、思い出す。 夏の記憶。

         「真夏なのに何でハンバーグだったんだろうね?!」って、

         今では笑い話になったあの日のこと。

         ぶー家では8月1日をハンバーグの日と呼んでいます(笑)

        
         

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         てか、15年前の自分・・・太り過ぎ~(爆)