2021.05.01

 

この旅のメインイベント「岩木山登山」の日。

今年のGWのお天気は概ね曇りや雨。が〜ん。

でも、でも、でも、天気予報ってすごく変わるしさ、

もしかしたら・・・

 

その予感が当たり、ずば抜けて良いお天気ではないにしろ

雨が降るのは夜から、という予報に変わったので岩木山登山決行です。

 

岩木山に登るルートはいくつかあるのだけど、今回は前日に行った百沢温泉から

登ります。

ホテルからも近いので、朝ご飯をゆっくり食べても余裕の登山開始時間。

しかし・・・

 

岩木山神社を過ぎた少し先の左側に大きな駐車場があります。

ここに車を停めて、登山口に向かいます。



駐車場から見た岩木山。美しい!

 


岩木山神社はとても立派です。

この裏手に登山口はあるらしいのだけど。

まずは桜林公園を目指すと良いのらしいけど。

肝心の「神社裏手の登山口」がまったくわからず、右往左往し30分ほど時間を費やして

しまいました。

結局お札売り場で教えてもらいましたが、

あとで地図と一緒に入っている小冊子を

読むとちゃーんと書いてあって、読み飛ばしてたんだな。

しかし地図だけ見てたら正直わからない。案内板とか一切ないのです・・・

 

やっと見つけた登山口からしばらく歩くと桜林公園。

車で来れたりして〜、と思っていたら、まさにその通り(笑)ここまで車で来れます。

時間短縮できます。

 

そしてこの桜林公園は桜の名所でもあるらしく、しかし、穴場なのかそんなに多くの人が

やってきていません、土曜日にもかかわらず。

まさに満開なのに!!!


 


ここは自由にテント張れるみたい。受付などは見当たらなく、

水場もあるし、トイレもあるし、実際テント張っている人多数。

お花見しながらキャンプ、なんともぜいたく。

 

そんな桜の回廊を歩いて行くと、百沢スキー場のリフト乗り場に行きつきます。

ここからゲレンデ内を歩いて行きます。


ゲレンデの途中から下を見た風景。

 

そしてこのあとまたまた道迷い。

ゲレンデをずんずん進んで行ったら、どうも変。

カタクリの花が咲いて喜んでいたけど、道がない。

 

で、途中の看板が気になってきた。

登山の注意喚起の看板だったのだけど、その向きが少し気になっていた。

きっとあの道行くんだな。

なんか下るような道に見えたからまっすぐ進んできたけど・・

 

戻ります。

そしてこの看板のあるところで下りっぽいほうへ足を踏み入れるとここに山頂までの時間が書いてる杭が!

あ〜ここだぁ。

間違えてばかりです。しかし案内板がないし、地図見てもわからないし・・

 

気を取り直して歩き始めます。

間違えて登ったほうにもたくさん咲いていたカタクリの花が、登山道の両脇に群生してます。

奥の奥まで群生してます!

こんなにたくさんのカタクリ見たことない。

この群生が延々と続くさまは圧巻です!

登っても登ってもカタクリの花。


すごい量のカタクリ。

 

このカタクリロードを越えたところから、薮が始まります。

道迷いしそうな、雪解けの季節の登山道。

周りを見て慎重に。

 

そしてこの薮を抜けるとそこは一面の雪。

雪は柔らかく、凍っていないためツボ足で登ります。アイゼン不要。

でもストックは出しました。

 


ここからはひたすら雪の斜面を登って行きます。

左側に見える鳥海山(山形のではなく)を越えるのかと思ったけど、違うみたい。

しかしほぼ鳥海山の頂上と同じくらいの高さまで登って巻きながら歩く感じ。

 

どれが岩木山の頂上なんだろ?

どうも見えているところではなさそう。

 

さて、うしろを振り向くと絶景が広がってました。

青空というわけにはいかなかったけど、雲やガスがかかることなく終止景色が見えます。


 

トラバースする急斜面にドキドキしながら登ります。

が、時間切れ。

頂上踏んだら、帰りはヘッドランプが必要になるかもしれないから残念だけど下山します。

 


見えてるところは頂上ではありません。

どうもこの裏手のよう。


この雪が切れるところでギブアップ。

小休憩して下山開始。

 

結構急なところを登ってきたんです。


反対側は・・ 

この上のほうが鳥海山てっぺん。

 

高度感あります。

 

 

雪の中を快調に降ります。

急斜やトラバースを心配したけど、

楽しい(笑)

凍っているところがないから安心なのです。

これがずっと凍っていて、アイゼン履いていたらかなり慎重になるし、怖かったと思う。


鼻歌をうたいながら駆け降り〜。

 

しかしこのあと薮が待っているのでした。

そうだった。


上りと下りでは景色が変わるので要注意。

藪に加えて、残雪で登山道がわかりにくい。

ツタは脚に絡むし、

上りで出会ったBCスキーヤーさん、苦労しただろうな。


登山道が見つかれば安心。

泥や水の流れがあってもそこを下ります。


そしてやっとカタクリロード。

ここまで来ればあとはひたすら下りるだけ。

夕方になって花を閉じてるカタクリもあるけど、

まだまだ楽しませてくれます。


ゲレンデまで下りてきました。

そしてまた桜並木の中を歩き、

キャンプしてる人たちを横目に見て、

神社まで来るとそこはもうシンとした時間。


おつかれさまでした。

てっぺんは踏めなかったけど、また来るチャンスをもらいました。


夕方まで視界がクリアだった。

ガスや雲がかからずにずーっと景色を楽しめたわけで。ありがとう❗️


そしてこのあとすぐに雨がポツポツ落ちたきたので本当にラッキーだったと思います。