2020.03.19-22

 
【グレイス千歳ワイナリー】
北海道のワイナリーと言えばすぐに思いつくのは池田町の十勝ワイン。
国産ワインは正直避けていたところがあったのだけど、甲州のものがとても良い品質になったことを受け、最近は国産ばかりを飲むようになりました。
甲州以外では塩尻のワイン、越後のワインで美味しいものが見つかってます。
北海道では、池田町のほか、仁木、小樽、余市、そしてたぶんあまり知られていないワイナリーがたくさんあるよう。
そんな中のひとつと思う、千歳ワイナリー。
新千歳空港からすぐのところにありました。
北海道のワインではとてもメジャーな、そして甲州ワインなどでは見られない「ケルナー」という葡萄のものがあります。
千歳ワイナリーのケルナーが飲みたい、ということで行ってみました。
こちらのワイナリーのことをHPで読んでみると、なんと甲州のグレイスワインの分社であることがわかりました。
そうなるとなおさら飲んでみたくなる千歳ワイナリーのケルナー。
あちこち探しても売っていなかったから、ワイナリーに行けば買えるだろう、と。
そして、ついに!
…あっ写真撮り忘れた
 
2種類あるうちのひとつは、もうフルボトルの在庫がないそうです。
味の比較をしたいので、こちらのハーフボトルともう1本別のケルナー買いました。
フルボトルは値段が少々高め。
ハーフサイズのもののほうが食事にマッチするとのこと。
 
さてこの晩に味わってみました。
どちらも美味しいのだけど、フルボトルのほうはとても丁寧に造られている感じがしました。
美味しい。
ハーフのほうは、葡萄を感じてこれも美味しい。
よく行く甲州との繋がりがここにありました。
 
ケルナーのほかに、ピノが気になりました。
30年、40年の古い木があるのは日本にはここだけらしいです。飲んでみたいけど次回のお楽しみ。
 
 
【日高から襟裳岬へ】
荒れる天気予報の祝日。
それでも日高を抜けて襟裳岬まで行ってみることにしました。
下道をのんびり走るつもりだったけど、距離もあるし、無料の高速区間もあったので利用しました。無料なので気になるところで降りることも可。
SAやPAがないので道の駅によることに。
「むかわ」というところ。
トイレ休憩のつもりだったけど、ここ「むかわ」はししゃもが有名らしい。
オスメスセットの冷凍ししゃもが売ってたり、ししゃもTシャツが売ってたりして面白い。
ししゃもは大好きなので、今度買いに来たい。
 
日高は昆布でも有名なので、どの街でも昆布漁が盛んなようです。
海沿いの道路には、注意書きがあるほど。
昆布の作業車に注意、みたいな。
 
お腹も空いてきたことだし、何か美味しい定食屋さんに行きたいな、と思ったけどいっこうにそういうお店が見つからない。
もっとも海沿いの国道を走っているだけなので、なかなか見つからないのだろうね。
しかしお腹空いた…
なので「みついし昆布温泉 蔵三」に寄ってみました。この隣に海産物の売店があり「揚げたて」の気になる文字が。
注文してから揚げてくれるさつま揚げやカジカのフライがあるようです。
カジカって凄い魚です。
別名「鍋壊し」というらしく、あまりの旨さに食べる人が夢中で鍋を突っつくので、鍋が壊れてしまう、というのが由来とか。
 

小腹を満たすことができたので先に進みます。

 
そのうち見えてきたのは、日高牧場の素晴らしい景色。
日高、馬、牧場、北海道、とキーワードを言ってイメージしてもらったらきっとそのまんまの景色になると思います。
写真撮るチャンスがなくとても残念。
季節を変えて訪れたい場所になりそう。
 
 
道路と並行に廃線となった線路や駅舎が見えます。国鉄の頃のものね。もう復活はないのでしょう。その代わりにバスが走ってました。
そのバスだって1日に何本もあるものじゃないでしょうし、生活は大変かもしれないけど、いまの私にとっては緩やかな生活が送れそうな気がして羨ましいかも。
 
だんだんと突端に近づいて、とうとう道の両側に海が見えるところまで陸の先っちょまで来ました。
襟裳岬。
期待した売店は閉まってるし、停まっている車も1-2台のみ。
確かにここに来るまでも強風ではあったけど、車とドアを開けるのにも注意するほどの強い風。
油断すると飛ばされてしまう。
それでも突端まで歩いて、もしかしたらオットセイとかいたりして〜と思いながらもそりゃやっぱり無理。
突風の中、なんとか写真を撮り即、車に戻りました。
 

さらに先っぽまで行く道が見えますが、やめておいたほうが良い判断。
って言うか、もう無理っ!て感じ。
 
お腹空きました。
どこかで食事して、温泉入って帰ります。
 
 
 
【北海道ミシュランと幸福駅】
襟裳岬からは帯広に向けて走り、周回ルートで戻ります。
海岸を離れ、内陸に入っていくといくぶん風が弱まってきました。
さて、帯広で見るべきもの、食べるべきものがあるでしょうか?
地図やネットで調べても、通り一辺倒のガイドのみ。とは言えそんなうちのひとつになりますが、幸福駅に行ってみることに。
幸福駅の切符を手に入れることが流行ったのはいったい何十年前かしら。
 
その前に飛び込んだのがラーメン屋さん。
食べるところがあったら入る!と決めていたけど、なかなかふんぎりがつかないことも多く、ここは?と言うところに停まってみるけど、やっぱりもう少し探そうとしてしまう(笑)
美味しいものを食べたい欲です。
このときもそう。このときも、定食屋さんに寄ったものの、やめよう、となってしまいました。
そして次に見つけたのがラーメン屋さんで、停まっている車も割と多いし、大げさだけど意を決して暖簾をくぐりました。
いま出せるメニューはこれ、というものを見せられ、ピリ辛味噌ラーメンに決めました。
待っている間に目にしたものは…

古いものだけど、北海道ミシュランに載ったお店!なんてラッキーな!
しばしお待ちを。
で、コレです。

スープが美味しい。きちんと仕上げてあるラーメンでした。
お客さんは出ては入ってくる感じで、あとをたちません。みなさん知って来店するのか偶然なのかわかりません。
この日も我慢したかいがあり、美味しいものを食べることができました。北海道バンザイ。
 
 
お腹が満たされたので、幸福駅に向かいます。
まだ鉄道が現役の頃のヒット商品、幸福駅切符。
元幸福駅には、そこそこに観光客がおりましたけど、割とみなさん年齢が低い、というか若い。
と、言うことは流行った頃を知らない世代。
あの頃をへだてて、自分がここを訪れるなんて夢にも思わなかったな。切符が欲しいとも思わなかったし(笑)

雰囲気は冬ソナの舞台となった春川に似ていました。
古い電車も懐かしい。

オレンジ色が映えます。 
ここは北の大地を感じることができる風景を見ることもでき、観光地ではあるけど来てよかった。
 
さて、帰路も長いけどその風景を楽しみながら帰るとしますね。

 
 
【スノーシューハイク@支笏湖】
週末土曜日は、札幌あたりでも晴れ予報がでており、天気予報当たりました。
少しだけ早起きして、スノーシューハイクに出かけることにしました。
北海道の人たちはとてもアクティブだと思います。すぐ手が届くところに自然があるためなのか、自由に好きなように楽しんでる感があり、羨ましい。
支笏湖の周りは釣りやら、山歩きやらの人たちの車があちこちに停められてました。
私たちも路肩のスペースに車を停め、出発です。
湖畔の平地歩きなので気楽。
ただ私はスノーシューお初。
初めてスキー板にシール付けて歩いたときよりはマシに歩けたと思います。
スキーのときはまるで小鹿が初めて立って歩いたときのように情けない姿でしたから(笑)
もう春のズボズボ雪。場所によってはスノーシュー履いてても踏み抜きますが、それでも快適。
活火山の恵庭岳が眺められる場所まで歩いて、お茶して、写真撮って。

透明度が高く、不凍湖の支笏湖。
波打ち際まで透明。ほんと綺麗です。

風不死岳と樽前山。

 
湖畔には釣り人。
 
 
魚は目視できません。
動物が現れること期待したけど、明るいこの時間ではちょっと無理ですかね。
足跡はキツネかな。お水を飲みに来てるようでした。
短時間で身体いっぱい充実感と幸せ感。
 
 
【お蕎麦と温泉】
温泉とお蕎麦探しながら、羊蹄山を眺めるドライブへ。
蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山は、昔ニセコのスキー場のひとつ、当時呼ばれていたスキー場名で「ニセコ東山スキー場」から見ただけで、あまり記憶にありません。
しかし今回見た羊蹄山の素晴らしいことと言ったら!
ドライブ途中に突然現れた羊蹄山、そして進むうちに羊蹄山の双子のかたわれと言われる尻別岳が見えてきます。
登れるのかなあ。山を見ると登れるのか否かを考えちゃいます(笑)
尻別岳を見ながら、地図を見ながら、北湯沢温泉に行ってみることにしました。
が、どうもここは割と立派な温泉旅館が立ち並ぶところのようで、ひなびててお安い温泉がありそうにありません。
そんなとき、お蕎麦のノボリがある建物発見。
温泉民宿たかはし、とあります。
営業してるのかよくわからないけど、ノボリは新しいのでとりあえず行ってみることにしました。
お店というか建物の前に白いワンコがいて吠えられましたが、中に入ると、営業してるというのでお蕎麦を注文。
盛りの大盛り。初めてのお店ではやはりコレ。
出来上がるのを待っている間に、店内に貼られたチラシというか記事を見てたら、どうも地下に温泉があるらしい。だから「温泉民宿」か。
しかも500円。しかも源泉かけ流し100%
ならば入ってみましょう。
その前にお蕎麦、お蕎麦。
お蕎麦を語ることできないので、美味しかった、とだけ言っておきます(笑)
 
女将さんに温泉のことを聞いてみると、入れる、と言います。お願いすると、シャワーの使い方とお風呂のドアの閉め方についてのレクチャーがありました。
 
ドアを開けるとそこは鰻の寝床のような長細い脱衣所。
さらにお風呂へのドアを開けると同じように細長い。奥に湯船、手前が洗い場。
HPからお借りした写真載せますね。
愛想のない作り。
洗い場の椅子も小さくてお尻が片方しか乗らない。
お湯と水の栓はきっちり締めて、と言われたけどお湯が出ません。
しかし、適温のとても気持ち良いお湯です。
ゆっくり浸かって身体ポカポカになりました。
 
 
さて、帰りがけのワンコはこんな顔になってました。

 
偶然出会った愛想はないけど、いいお湯の高橋さんでした。
しばらくポカポカが続いていました。