会期があと3日でテレビなどで紹介されていることもあって、連日混雑をしているとのことだったが、午後1時頃20分待ちの入場制限だった。
しばらくすると入場できたが、老若男女で混雑していた。
国宝の中でも人々の篤い信仰心が結実した文化的遺産を集め、仏、神、史書・文書、絵画・工芸、仏像の5つのテーマ毎に展示されていた。
中でも仏像のところがメインになってしまい、昨年国宝に認定された『安倍文殊院』の「善財童子立像」のかわいらしさや、京都『三千院』の阿弥陀如来の両脇侍「観音菩薩坐像」と「勢至菩薩坐像」の前かがみの姿勢が良かった。
日本文化形成の精神を見つめ直すことができ、日本人に生まれて良かったと感ずるひと時であった。