膿を出す

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膿を出す。
比喩ではなく、マジで。

昨日、皮膚科で顔にできた粉瘤というごく一般的なおできを切開して、膿を出したのです。
本当に小さいものだから、ご心配なく。






おそらく10年ほど前、私が一番苦しい時期にできたみたいだ。

8年くらい前かな、当時仲よかった女医Aちゃんに指摘され、その場でつぶされた。
マジか、と思うでしょうけど、ホントです。

その後粉瘤は温存してた。
いつ手術しようか(手術しない限り消えない)悩みつつ、なにせ顔なので、いろいろ面倒で、本当に小さいおできなので放置してたら、先月あたりから膿みだした。

膿むといってもうっすら腫れてるくらい、たいして痛くもないのだけど、赤く腫れてパンパンにならないうちに切ることにした。






あんなにおそれていた手術は、思いがけないほどあっけなく。


歯医者の麻酔程度の痛さの麻酔、処置として肌に触れたのはたぶん2回。
医師が「すぐとれるよ」と言っていた通りに、1分ほどで全て終わった。





長年あんなに悶々としていたのがうそみたい。
早く取ればよかった。




懸念してた手術後一日目の今日、傷跡のガーゼのでっぱりも、ちょうど咳の風邪(これまた軽いもの)をひいているので、大きなマスクをすればほぼ隠れる。今晩からは防水テープになるから、より目立たないだろう。


顔にできたおできの存在は、長年自分には一大事だった。
あるのも気になるし、無くなるというのは手術痕ができるということだし。
つぶした粉瘤は取れにくい、というのもかなり恐ろしい情報!!


手術痕の大きさ、手術への恐怖、いろんなものが渦巻いて、ただの小さな粉瘤はとてつもなくどでかい存在になっていた。





昨日、P∞Nちゃんのインスタライブで、HAPPYちゃんが 「私が歌下手なのは、ただの付属品だから」と、自分の存在自体と、歌が下手というのは実は関係がない、自分の存在は在るだけでperfectと言っていたのがとても響いた。

今朝のHAPPYちゃんのインスタ配信も、この流れでとてもよかったな。


自分の存在と付属品という考え方からすれば、今までの私はむしろ、付属品を自分と捉えていたな。逆っ!!!


たとえば、
子どもの頃から朝ギリギリ登校、出勤が私の常なのだが、いつもそういう自分のルーズさが嫌いでダメだと思ってた。

それに、
すぐ焦ってバタバタして失敗するところも大嫌い。

こういう自分のことをみんなが責めてると思いがち、みんなの評価からの評価が下がると心配しがち。



そこは付属品なんだなぁ。
どーでもいいこと。
小さなおできみたいに。



死ぬ間際に小さなおできに苦しんじゃったことを思い出したら、ホントにちっちゃ過ぎて笑っちゃうだろう。

そんな風に、本当はたいしたことない付属品的な出来事に、全力でジタバタして生きてるのかもしれない。


小さなおできから出た膿とひきかえに、私は自分の存在そのものに近づいている。




自分の小さな狭い価値観から抜け出して

ただ あること

その豊かな世界へ。




最近お気に入りの、学芸大学「雑伽屋」。












近況。

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秋のひとり旅の画像とともに、
久しぶりの更新。



温泉上がりのビール。


キラキラのビーチ。


おいしいブイヤベース。



と、こんな風に書くと夢のようにステキな旅だとお思いでしょうが、実際は、ホテルの外壁工事(それは予約時に知ってた)が思いのほか広範囲で、庭にまさかの色気のない柵どっさりと工事車両!
海に続くハワイ風な豊かな景観がゼロ!
それ知ってたら来なかったよ〜。



ごはんはどこで何を食べても観光地の味、とりわけホテルのレストランのステーキはありえないできばえで、料理長にクレーム。



とほほ、な旅。
野生の動物だったら旅を決める段階行くでさらりと気がつくような、ダメダメな流れ。



さらにいうと〜。
旅の途中からなんとなく風邪をひき、何しに行ったのだか、な感じがする。




でも、過活動気味だったそれまでの流れがピタリとおさまった。



酒を飲まず早寝をし、この春からの暴飲暴食をひとまず休んでいる。
ゆるゆると出る疲れ。


そして、ふりかえる時間がうまれる。








春から秋は制限なく飲み食いしたくてやってみた。
甘いチューハイにスナックを深夜布団の中で、にいたるまで、徹底的に。










身体をケアしてもらうのがすごく好きなんだけど、贅沢すぎると感じて手が出せなかったオイルマッサージをとことん探して、たっぷり受けた。

ロミロミとエサレンがとりわけ気に入り、なんて気持ちよいのだろうとうっとり。
相性の世界だね。


心地よさを追求していくと、PMSの腰痛がどうにかなる気がして、すきだったけどしぬほどきらいと思ってた鍼灸を、どういうスタンスで受けるのか決まってきて。


依存と突っぱねること、
実はどちらもカンタン、そのあいだ、どちらにも寄らない生き方へ。









踊ることはすきだけれど、カチッと決まった型の世界、悲しみや恨みを昇華して表現する日舞の世界からズレてきた。


イメージの中で自由に動きたくて、たどり着いたのは、ふりつけのないベリーダンス。









HAPPYちゃんのインスタ瞑想したいから、ブログは放置。








人生の前半心理士になりたくて必死だったから、夢をかなえて早20年弱、大変ながらもやっと得た職種にしがみついていて、次の夢がみつからない。

切ないけど、
この生活の中で、自分は思ってたより繊細できゃしゃで、そんなに仕事をガンガンやるタイプじゃなくて、花かんむりつけて毎日妖精みたいにふわりと過ごしたいかもと気づいてきちゃった。


ブルドーザーみたいなエネルギー、ひとり居酒屋で酒を呑み、もつ焼きを喰らうおっさん。そんなゴリゴリな自分イメージとはうらはらな、弱すぎて頼りないから今までみたくなかった自分の姿。




全て抱えて、今、生きている。





40半ばは昔思ってたよりオトナになってない。
まだまだ自分をさがしてる。


春先には思いもかけなかったのびやかな場所にいて、さらに自由になっていく過程。
けっこう気に入ってる。




さっき、頭の中に「浪漫飛行」が流れてた。





 





インスタは随時更新中https://www.instagram.com/non_aqua/

神楽坂 El Pulpo

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神楽坂で用事が終わり、ひとりで21時近くに店を探していた。
 頼りにしていた店に2軒ほどふられ、メインストリートでは食指が動かない。
さて困った、と路地に入ったら、よさそうな店がいっぱい。

何本かの路地に入り、勘を養う。

珍しく直感だけで店に入った。



ふだんは、ぜーーーったい失敗したくないから、私はこの店!と思ったら店の前で全力で検索するのだ。

疲れてたしお腹空きすぎて、検索する余裕がなくふらりと入った。
結果、大正解。
自己肯定感上がったわ。






スパークリングを飲んだらまわりまくるだろう、でビール。
入ってみてわかったのは、スペイン系のバルで店名はタコの意味だそう。



海の幸盛り合わせ。
珍しいカメノテはあっさりした貝。 
つぶ貝やエビは新鮮でぷりぷり。

まんなかはウニのプリン、意外とあっさり。
アジのレモンマリネが本気でレモンがきいていて、ものすごく酸っぱい。 

あー、こういう店好き!
この盛り上わせだけでかなり気に入った。


カウンターの前の看板を眺めては、にんまり。
基本2人前だが、小さいポーションで作ってくれる。


ビールで海の幸はもったいなくて、白。



バスク風スープも一人前で作ってもらった。

貝とアイナメの火入れがばつぐん。
貝はふっくらジューシー、お魚はパリパリふっくら。
スープはものすごく濃ゆくそして塩気が強く、パンを頼んでスープにつけて完食。




赤ワインも飲んじゃうよー。
果実味たっぷり、いかにもバルらしい。
「濃いめのウェルチ」とカウンターのお兄さん。


ハチノスの煮込み。

ふわふわとろんとろんのハチノスは、あっさりな和風トマトスープを吸っている。
これまたうまい。

あれ、なぜ和風に感じるの?と聞いたら、パプリカの粉末を使ってるのだ、と。



いい店だったー。
味よし接客よし、バルらしいワイワイ感がまた楽しい。
神楽坂は店は多いがピンとこなくて、伊勢藤詣でを繰り返しそうだったが、よい店を知った。
口開けが17時と早いのもありがたい。
店の名のついたタコ料理を次回はぜひ。


縁のない街だったけれど、一気に親近感。




言わずと知れた名店の、すばらしい一杯。


知らなかったらまず入らないだろう店内。


こだわりのメニュー。


初めてなのでまずは基本の醤油を。
ありえないほど乾物のダシがきいたスープ。
あわびと牡蠣のアレルギーを聞かれたから、その二つは間違いないが、深みがありすぎてほかは分からない。


とろっとろのチャーシューもうまいし、
スープにからむ細麺もよい。
何十年ぶりかでスープを飲み干す。

会員カードをいただけて幸せ。



Google mapでコーヒー飲めるところ探したら、こちらがよさげで雨の中ふらふらと。
  
焙煎の音が響く店内、バーカウンターの背もたれなしの椅子と、落ち着く空間ではないかもだけど、夢のようにおいしいコーヒー。
紅茶のような香り、フルーティーな味わい、ぬるくなるに従って酸がでる。燗酒のような面白さ。
340円だったかな、ありえないすばらしさ。


インスタは随時更新中https://www.instagram.com/non_aqua/


このあいだの食べ歩き

珉亭

トロワシャンブル

で、下北沢のオトナの店ってそうとう好みかも、と気づいたんだよね〜。

個人経営で唯一無二のうまい店が好きなんだ。

で、これは行こうと思い立ち、
仕事帰りに下北沢ハシゴ酒。






下北沢に降り立ったのはよいものの、お財布の中は5000円しかない。
下ろそうと思ってATMに行くも、まさかのキャッシュカードを自宅に忘れてて、お金のリミットセッティングありのハシゴ酒にw

でも、意外にこういうの楽しいんだよね〜。
遠足の前の日におやつを買いに駄菓子屋さんにいくと、300円握りしめ一時間くらい悩んだ私としては、美食欲とお金のスリルのコラボが案外ひとり酒のスパイスになるんだなー。



まずはティッチャイ。
かわいい。


グラスビールはエビス。
誰もいない店内、心地よい。



このヤムパックホームというサラダが大好き、タイハーブどっさりでしっかり辛くて、ティッチャイならではの味。
ひと皿はさすがに食べられないから、ハーフのお願いをしたら、2/3のお値段で作ってくれると。
うわわ、懐にもやさしい。


これがね、おいしいのよ。
ごはん会でも出した生レモングラスや、鹿が食べるような木の芽みたいのとか、知らないハーブどっさり、身体が生き返るフレッシュ感。


ガイヤーンと悩んで、ハーブつくねに。
レッドカレーかな、甘辛すっきりなお味のつくねはこれまたうまい。


超シアワセで店を後に。
お会計は1900円ちょっと、ちょうど混んできたので、2000円出して「お釣りいいでーす」とお店を後にしたらみゆきさんが追いかけてきてお釣りを渡してくれた。
なんていいひとだ!




次は両花。
ぜぇーーーったい知らないと入らないと思う。
しかも、一階じゃない、二階。



店の前の献立は期待ができる。

というのは、この店、居酒屋探訪家の太田和彦大先生が味酒覧(ミシュラン)でオススメしてるのだ。

武蔵小山の穂のか
があまりにもよくて、太田先生やっぱスゴイかも、とさらに株が上がって、味酒覧の店を攻めてこうと思ったんだよね。

ちなみに、今ハマりまくってるシンスケは、太田先生が人生最後に行きたい居酒屋というようなこと言ってたよ。
超納得。




ふつう女一人で入るには勇気いる入り口だよね。
もはやなんとも思わない自分に感服しながら入る。

あ、女一人で入る時のコツは、ほんとシンプル。

背筋を伸ばしてること、礼儀正しくすること。
やっぱ、土俵の上じゃないけど、もともと、居酒屋は男性の聖域なんだよね。だから、入れていただくことに敬意を払うようにしてる。

とはいえ、自分を低くしない。
敬意は持つけれど、男とか女とかの性を超えて、お酒を嗜むのが好きなのです、というスタンスは明確に。
みなさんと同じ趣味嗜好ですが、たまたま女なのですよ、くらいの感じ。

そうすると、男社会の中に入っても、めんどうなことにはならないし、よくしていただけることが多い。
スタンスが伝わるんだと思うよ。

この店は明らかに伝わった店だった。
ま、口開けの一人目の客というのもあったかも。




竹鶴の燗と、春雨サラダのお通し。
肌寒かったし、お燗をお願いしたら、おちょこは自分で選べるタイプの店。
春のごはん会に来ていただいた方はわかると思うけど、おちょこによって味が変わるからここは慎重に。

竹鶴、おいしかったなぁ!
ぐっと強い酒なんだけど、温度の変化に合わせて味わいが変わっていくのかたまらなくよかった。




焼き油揚げ。
すごかった。
サクっふわっの油揚げに、やわらかく臭みのないねぎ。




さつまいもの味噌バター。
なんだこれは、うますぎる。
表面カリカリで中はしっとり、バターの香りとかすかに味噌の塩気。
夢のような食べもの。かんぺき。


すばらしい店、こだわりそのもの、なのに敷居は低いし、大将は優しい。

強いていうと、日本酒は総じて高く、一合1000円弱が目安だね。飲み慣れてないとビクッとするかもね。
こだわりのお酒だから、私はアリだと思う。

で、そのぶんツマミは良心的なお値段。
この日のツマミは実は300円台、倍とかそれ以上とられてもまったく文句なしのすばらしい出来だった。


2300円台のお会計、あぁよかった、わかってはいたけど足りたw

お会計の間に、ひと口デザート。
シャインマスカットかなー、
こーゆーのうれしい。


2軒回って4000円台、おいしいものとおいしいお酒で幸せな夜。


帰りにポテコと本搾りを買う余裕もあったw
家で一杯やりながら、最近ハマってるスナックパールのインスタ動画でのんびり。




おまけ。
下北沢の駅前の、夢のようなお煎餅屋さん。
煎餅好きじゃないので、買えねぇ!ざんねん!!



あ、インスタは割と更新してるので、興味ある方はのぞいてみてね。