パリで暮らすマノンのブログ


今日、学校に長女をお迎えに行ったら・・・。


なにやらクラスの真ん中でうつむいている少女が二人。


姫様と一番のお友達、アギャットちゃん。


こわーいお顔をした先生がスタスタと私の元へ。


マダム、 姫はずぶぬれなの。

ダメっていうのに、アギャットと水遊びをしちゃって。

信じられないわ。はぁ。(イライラと吐き出すような、ハァ、です)


・・・ここで日本人ママなら、ご迷惑をおかけしました、きちんと叱っておきます、って


ことになるのでしょうか?


しっかし!


ここはおパリ。


娘とアギャットの顔を見る限り、相当叱られたに違いありません。


また、先生は親からのごめんなさいは、全く期待していません。


幼いとはいえ、本人がしでかしたこと、本人の問題なのです。


アララー、と言い、びしょぬれの娘を呼びました。


事情を日本語で説明、どんな風に叱られたかをフランス語で説明する娘。


聞いているこちらが泣きたくなる(笑)お叱り。


でも一応(!)、先生にも聞こえるよう、フランス語で叱ります。


そこへ年少さんからのお友達のママやバァバが。


あらー、暑かったからね、今日は。

大丈夫よ。たいした問題じゃないわ。

さ、さ、帰りましょう、一緒に!

どう? 服を着たままのシャワーは楽しかった?

先生も機嫌が悪かったのよ。

いやぁね、火曜日だから機嫌が悪いのよ、きっと。


・・・、ふ・ふ・ふ、って笑いたくなるのをこらえて、うつむき加減の娘と出てきました。


でも、ここでおフランス独特のシステム。


今日、娘が叱られて得たこと、それはアンポワン!一点減点ということです。


これが積み重なると・・・


みんなに背中を向けて100回ごめんなさいを言う、

手のひらをものさしでパシャ・・・。


信じられない罰が待っています。


なんだか、車の免許の減点システムのようですが、そして戦前、戦後の学校を思い出しますが、


罰を科せられる本人たちは必死です。


イライラした長女が、今日お風呂の中で叫びました。


チビ姫、アンポワン!

だめ、お水を私のお顔にかけちゃ。


ママもアンポワン!!

だめ、パソコンでお遊びしちゃ。


・・・当分、家でもアンポワン制が続きそうです。


写真のお車、アンポワンです。

だめ、トランクのドアを開けっ放しで走っちゃ!

危ないでしょ!!