真犯人を上手く騙し終え、
帰ろうとしていたところを極道の方たちに捕まった梶と武器商人のカール。
戦闘能力0の梶くんには
この状況から抜け出す術はありません…
だったのですが、
偶然なことにこの場に居合わせた2組の極道のうち、１つは
斑目 貘のことを知っている様子。
梶のことも当然知っており
梶が偽物であることがバレてしまいます。
その後一悶着あり、なぜかもう一度
梶と真犯人が勝負を行うことに。
もちろん極道の方たちの
立ち会いの下ですが…
条件は当然のように
敗北した方がこの世から姿を消す
といういつものルール（笑）
ギャンブル漫画は
どうやっても最終的に命を賭ける運命なんですね。
今回のゲームは
ストップウォッチを使った時間当てゲーム。
梶、カール、犯人が
順番に計測者、回答者を担当し、
計測者がストップウォッチで計った時間を回答者が体内時計で計測し、
当てるという内容。
計測した時間と回答した時間の
誤差が場に溜まっていき、
全プレイヤーに順番が回るごとに
その時点で
最も誤差が少なかった者が
場に溜まった時間分、
最も誤差の多い者に対して
実行する権利を得る。
問題なのは、
なにを実行する権利なのか
ということ。
タイトルにも書いてある通り、
今回のゲーム名はファラリスの雄牛
なのだが、
このファラリスの雄牛
実は拷具問器の名前である。
使い方は簡単！
牛さんの形をした
金属製の像の中に人を放り込み、
人が出られないように蓋をする。
あとは牛さんの像を
下から火で炙るだけ♪
シンプルに書いてみたが
とにかく残酷な道具だということはお分かり頂けただろうか。
つまり、
場に溜まった時間分
実行者は順位が最下位の者を
牛さんの中に入れ焼くことができるのだ！
ちなみにこの器具、
犯人の家の地下に保管されていたものである。
こいつは何がしたかったんだ…
今回の勝負はイカサマもできない
マジの勝負のため、
ビビりまくりの梶。
まだまだ貘先輩に辿り着く日は
通そうである。
あまりネタバレをしたくないので、
結論だけ書くと、
梶：生存
カール：重症
犯人：あの世に召される
という結果になった。
今回の勝利要因は
梶が犯人のイカサマを見破るという
好プレー。
勝利を確信した時の
表情はなかなかのものであるww
しかし貘とは違い
一度有利になっても形勢を逆転されたり、
カールの作戦に気づくことができなかったりと、
まだまだ成長の余地が
垣間見えた。
しかし今回の件で
梶は名実共に裏の世界に足を踏み入れてしまったのだろう。
今までは貘の付き添いや
戦闘に巻き込まれたりと、本人の意思が絡んでいない部分もあったのだが、
今回は
梶自らが自分の意思で相手の家に乗り込み勝負を仕掛けた。
今までとは決定的に違うのだ。
ここが彼の人生で１つの分岐点だったのかもしれない。
とにかく後戻りはもうできなくなった
梶 隆臣。
今後の成長に期待しておこう。