赤マル


大場・小畑コンビの「バクマン。」第64回です。

ギャグ漫画で再スタートを切る事になった最高たち。
赤マルジャンプに巻頭カラーで新作「走れ大発タント」が掲載される事になったのですが、完成した赤マルを手にした最高&秋人が注目するのは、やはりライバルたちの作品の様です。
最高がいきなりチェックしたのが新妻エイジが認めたと言う静河流の「True human」。
これが見るからにエグイ!
最高が言うには「この世は金と知恵」以上にエグイそうですけど、何か「デスノート」を思わせる雰囲気に引き込まれますね。
もしこれが将来連載化して大ヒットをした場合、最高たちはどう思うのでしょうか?

一方、秋人は蒼樹紅の「青葉の頃」に衝撃を受けたらしい。
担当の言う通りパンツも描いている様ですが、実は問題はそこではなかったのです。
秋人と情報交換する事で今回の作品を作り上げた訳でしたが…何と、最高もビックリの“まんま”な作品にしてしまったのです!!

読みながら冷や汗をかき始める最高!
これは…かなりマズイ事になってしまうのでは!?


まるっきり


男女の心理について蒼樹さんと夜通し語り合ったりした秋人でしたが、さすがにこの事態は想定していなかったらしい。
「夢が叶うまでまともに付き合わない2人」
「『話がしたい』って言っただけで告白されたと思う女の子」

まんま最高と秋人の事ですね。
秋人は自分で話した訳ですから仕方ないとしても、最高は思い切り巻き添えです(笑)。
しかもストーリーが「その夢が叶ったら結婚してください」と言う展開になっているらしい。
ここまでハッキリと“まんま”な内容になってしまうと、赤マルを見た見吉に蒼樹さんと交流があった事がバレるのは確実!
しかも以前、「知的美人で同じ原作やってて何か感じるものあった」とまで言っていては、見吉が蒼樹さんを意識しないはずがないのです!!
秋人は確かに何も悪くない。
天に誓って断言できます。
が、やはり今にしてみれば、見吉に秘密にしていた事がまずかったですね。
問題があったかも知れませんが、素直に話しておくべきだったかも知れません。

そしてさらに蒼樹さんの作品を読んで行くと、もっと問題なシーンが!?
何と、30過ぎの小太りの体育教師に告白された女子部員が、最初は気持ち悪がっていたのに告白され続けているうちに好きになってしまい、雪の日の特別特訓シーンへ…と続いているのです!
何と、蒼樹さんは中井さんが好きだったと作中で暴露しているのだ!!
今では秋人に気持ちが揺らいでいる蒼樹さん。
中井さんの態度しだいでは、こうはならなかったのかも知れません。

この蒼樹さんの作品の裏側にあるものには福田さんも気がついたらしい。
気になって中井さんに電話をするのだが…何と、全く眼中になかった!?

もったいない


もはや中井さんにとって蒼樹さんは過去の女性なのでしょうか?
「青葉の頃」を読んだ感想が「パンツに興奮した」では、さすがの福田さんもあきれるばかりです。
ついには“アシスタントが楽しい”とまで言ってしまったもんですから、福田さんが怒るのも当然でしょう。
中井さんにとって一番大切なのは今の恋。
加藤さん一筋なのだ!
こりゃあ、高浜さんの「BBケンイチ」が続いているうちは連載なんかしないでずっと居座りそうですね(笑)。

そんな人の心配をしている福田真太ですが、自身の「KIYOSHI騎士」も危ないらしい。
現在、異種格闘技のリングに上がっているそうですが…男塾みたいなケンカトーナメントでもしているのでしょうか?(笑)

器用貧乏


一方、赤マルを読んだ新妻エイジは亜城木夢叶のギャグ漫画を評価しつつも、ストーリーの方が合っていると感じているらしい。
エイジ的には「True human」の方が好きだそうで、どうもこの表情からすると今のギャグ方針には不満があるみたいですね。
どんなジャンルでもソツなくこなす器用貧乏。
もしそうなら今後も大ヒットは見込めそうにないのだが…?

しかし、雄二郎も何かにつけて新妻エイジに相談しますね。
漫画の事に関しては、かなりの信頼度があるようです。

平丸


みんなが出るなら平丸先生も出ます。
勿論、ギャグ担当です(笑)。
お見合いの写真を餌に振り回される平丸先生。
喜怒哀楽がやたらと激しいですし、吉田氏とのやり取りはアシスタントにまで笑われる始末です(笑)。

吉田氏に恋も仕事も完全に管理されてしまっている平丸先生。
もし彼が正気になるとしたら、「ラッコ」が打ち切りにでもなった時でしょうか?

服部


編集部に戻った雄二郎は服部さんと亜城木夢叶のギャグ漫画について相談する事に。
エイジの言った事を気にして服部さんがどう思っているのか聞こうとするのですが…何せ彼らを育てたのは他ならぬ彼自身です。
個人的にはやはりストーリーもの、それも邪道なものだと感じている様子。
今回の「True human」は「ふたつの地球」によく似ているのだと言う。
もし「True human」が評価される事になったら、服部さんも何か行動を起こすかも知れない?

そもそも相田班長は「ボーボボ」「REBORN!」を立ち上げたくらいで、ギャグが好きだとか。
もし亜城木夢叶の作風に意見を言うなら、班長くらいに出世をしなくてはと雄二郎は言うのだが…。
何か随分と雄二郎が亜城木夢叶を心配するんですよね。
彼らに任せれば亜城木夢叶も将来的には本来のダークな作品で勝負出来るかも知れませんが…だとすると服部さんか雄二郎の出世を待たないといけない事になってしまいますね。
そうすると…その時まで亜城木夢叶はギャグを描き続ける事になってしまう!?
う~ん…どうなんだろそれは…。

さて、秋人のところについに亜豆から電話が来てしまいました。
電話を最高に代わり、岩瀬愛子と会ったのは偶然だった事を伝える事は出来たのですが…何と、この時になってやっと手紙の存在を気付かされるのです!!

ふられた


慌てて手紙を読む秋人&最高!
ここに至って、やっと岩瀬愛子がその気だった事に気がつきました。
この誤解を解くには蒼樹さんの事を言うしかない。
だが、それはさすがにマズイ!
八方塞りで何も言えなくなってしまった最高。
しかも、川口たろうが亜豆の母が昔好きだった事を最高は知っていて隠していた事までバレてしまったらしく、最高の信用までなくしてしまったのだ!!

完全にトバッチリを受けてしまった最高。
この緊急事態…どう解決する!?