秋は結婚式が多い季節ですね。
あちらこちらで幸せのカップルが誕生しています。
ということで、今回は結婚式にまつわるマナーをご紹介します。
【女性ゲストの服装(洋装)編】
日頃、結婚式の服装のマナーについて質問を受けることがよくあります。
それではなぜ結婚式では服装のマナーが大切なのでしょうか。
結婚式は沢山の人たちが集まるお祝いの場です。新郎・新婦へのお祝いの気持ちを込めて、その場にふさわしい服装をすることが大切です。
また、結婚式で出席するゲストの皆さんは、新郎・新婦の友人の代表という意味も込められています。
会社の皆さんや親族の皆さんやにとって、結婚式という場は、普段の新郎・新婦の様子を知る場所にもなるわけです。
そこで、例えば結婚式にふさわしくないカジュアルな装いや、とても短いスカートなどの友人を見たら、どのように感じるでしょうか。新郎・新婦のイメージも悪くなってしまいますよね。
結婚式の服装のマナーのポイントは、
①花嫁より目立たないこと
②明るく華やか、そして上品であること
③ドレスコード
です。
①花嫁より目立たないこと
花嫁の衣裳であるウエディングドレスと同じ白色のドレスはNGということは
皆さんもご存知ですよね!
あくまでも当日の主役は花嫁です。
白色の他、派手で目立つ色合いは避けましょう。
②明るく華やか、そして上品であること
結婚式はお祝いの席です。服装で結婚式を明るく華やかにすることも
ゲストの役割のひとつでしょう。
例えば、ピンク系やネイビー系などの淡い上品な色合いが最適です。
真っ黒な装いはふさわしくありません。
黒色のドレスを着用する場合は、羽織ものを明るい系統にしたり、
アクセサリーを華やかにしたりするなどしてコーディネートしましょう。
また、品よくまとめることもマナーです。
スカートの丈が短かったり、露出が多かったりする服装は
見ていても気持ちのよいものではありませんよね。
スカートの丈は友人ゲストであれば膝上5cmまで、親族の場合は膝丈が理想的です。
また、神聖なチャペルでは肌を出さないことが基本です。
ノースリーブのワンピースなどでも必ずチャペルではボレロなどの羽織ものを
用意しましょう。
また、身体のラインが出るような服装も避けたいものですね。
③ドレスコード
日本ではドレスコードがあまり知られていませんが、
実は、ドレスコードは夕方の6時で区切られています。
結婚式の時間帯によって適切なドレスの種類が異なるのです。
正礼装の場合、お昼の結婚式ではアフタヌーンドレス、
夕方から夜にかけての結婚式ではイブニングドレスを着用するのが正式なマナーです。結婚式の時間帯や会場によってふさわしい服装を心がけましょう。
その他、結婚式のNGをまとめましたので参考にしてくださいね。
【結婚式にふさわしくない服装】
①花嫁とかぶる白い衣裳や着物
②喪服のような黒一色の装い
③ファー素材や動物の革製品(殺生をイメージさせます)
④カジュアルすぎる普段着のような装い
⑤強い香水
結婚式は、下は赤ちゃんから上はおじいちゃん、おばあちゃんまで、幅広い世代が集まる場です。服装のマナーの概念は世代世代によって異なることでしょう。
また、マナーは時代によっても少しずつ変化していきますので、昔はマナー違反と思われていたことが、今の時代OKになっていることも少なくありません。
しかし、時代が変わっても、『相手を不快にさせない』というマナーの根本は
変わりません。
結婚式はお祝いの席です。明るく華やかな服装で、新郎・新婦へ祝福の気持ちを表すことが大切です。自身のおしゃれを貫くよりも、新郎・新婦とその家族、ほかのゲストが見て不快にならない服装を心がけましょう。
一般社団法人 マナー教育クリエーション協会
