皆様こんにちは。
マナーOJTインストラクター
キッズマナーインストラクター
赤名麻由子です。
皆さんは朝、情報番組をご覧になりますか?
(私は見るタイミングによって・・
主に自分が見るときに
天気予報を放送している番組に
チャンネルを合わせてしまうことが多いのですが)
先日、日本テレビさんのZIP!という
情報番組を見ていました。
その時、メインの水卜アナウンサーが
その日の特集内容を伝えようとしていました。
指し棒を持って“さあ、これから伝えるぞ!”
その時、水卜アナウンサーの咳が
止まらなくなってしまいました
私たちもありますよね、
風邪じゃないけど、何か詰まってしまったり
唾液が変なところに入ってしまって
咳が止まらなくなってしまうこと💦
ご本人も焦っていらっしゃる姿が
テレビ越しにも分かります。
止めようと思って軽く咳をしても止まらない。
テレビでの数秒間は見ている側には
特に長く感じました。
どうしても咳が止まらず
“大丈夫かな”と思っていたところ
水卜アナウンサーが言いました
「申し訳ない、〇〇くん、
少しお水を飲んでくるから
最小の冒頭部分だけお願いできる?」
そういって
その場にいた後輩と思われる
アナウンサーにお願いと指示をして
ご自身はパネルの裏へ行きました。
その間、任された
男性アナウンサーは
“では、私がお伝えします”と
何事もなかったかのように
まるで自分が担当する予定だったかのように
スムーズに進行をしたのです。
水を少し飲んで落ち着かれたのでしょう。
水卜アナウンサーも
「失礼しました」
とすぐに戻られ、そのまま何もなかったかのように
番組を進めていらっしゃいました。
この時
水卜アナウンサーの素敵だ!と思った対応は
・すぐに後輩アナウンサーを頼ったこと
・指示が明確であり、任された人が
何をすればいいのかはっきりわかったこと
そして
任された後輩と思われる
男性アナウンサーが素晴らしい!
と感じたことは
・状況をすぐに飲み込み
自分がすべきことを理解していたこと
・任されたことを完璧な状態で行ったこと
(日頃の技術や練習あってこそ)
お二人の素晴らしいところは
日頃のコミュニケーションが
取れていることが見ている人にも
よくわかり、番組に安心感があったこと。
“このまま見ていても大丈夫だ”
と思えたことでした。
きっと水卜アナウンサーが
ギリギリまで頑張って
咳き込んだまま話続けたら
視聴者としては
心配・不安・不快という気持ちを
持ってしまったでしょう。
任されたアナウンサーが
オロオロしてしまったり
どうしよう・・と不安な気持ちを
露わにしてしまったら
見ている視聴者の中には
大丈夫?という心配
できるかしら?という不安
分かっている?という疑心を
抱く方もいらっしゃったでしょう。
ですが、少なくとも私は
全くそういう気持ちになりませんでした。
むしろ
“私が変わりますので大丈夫です”
“水卜アナウンサーは大丈夫になったら
戻ってきてください”
という安心感しか感じませんでした。
日頃のコミュニケーションと
アナウンサーとしての技術が
素晴らしいと感じました。
自分の弱さをすっと見せて
後輩に指示を的確に指示し
本来の番組を進めるという
目的を遂行させるという
水卜アナウンサーの判断も
素晴らしいと思いました。
これは日頃からZIP!に関わる皆さんが
目的を明確に共有し
大切なことが何なのか
意識が統一されているからだと感じます。
水卜アナウンサーの咳も心配でしたが
素敵な信頼関係を
拝見することができました。
素敵な番組ですね。
またぜひ視聴したいと思いました