皆様こんにちは。
マナーOJTインストラクター
キッズマナーインストラクター
赤名麻由子です。
作文や手紙
文章を相手に書くときに
「私は~と思いました」
「本当に~だと思います」
というように
自分の意見を伝えたいとき
【思います】
を使いますよね。
ですが、これを多用しすぎていませんか?
自分の頭や心に湧き上がる
感情を相手に伝えたい
考えを相手に伝えたい
それらが全て
【思います】
だけでは少し相手も
飽きてしまいますね。
それよりも
もう少し自分の中に意識を向けて
相手に伝えたいこのことは
自分がどう思ったことなのか
を具体的に伝えると
相手にさらに伝わりやすくなります。
例えば
上司(加藤さん)との会話でこんな
やり取りがありました。
赤名が失敗したことに対し
加藤さんが注意します。
それを受けた赤名の言葉。
↓
赤:加藤さんのおっしゃることは
その通りだと思いました。①
しっかり反省したいと思います。②
加藤さんの注意を受けて、
今後、私が出来ることを最大限努力
したいと思いました。③
加藤さんには今後ともご指導ご鞭撻
いただければ嬉しく思います。④
しっかり反省した文章のようですが
なんだか幼く感じませんか?
それは思いました。思います。
が多用されているからです。
小学生の読書感想文ではありません。
社会人として
自分が伝える意識はどのようなものなのか
判別して伝える必要があります。
思います。
を使ってはいけないのではありません。
より適切に自分の感情を表す言葉にして
相手に伝えましょう、ということです。
例えば
①なら
加藤さんの言うことが
よくわかったということなので
→加藤さんのおっしゃることを
しっかり理解致しました。
もしくはおっしゃる通りです。
だけでもいいですね。
②反省したと思った。
のは私。
私が思ったので相手にへりくだって伝えます。
謙譲語は「存じます」
→きちんと反省したいと存じます。
※小さい【っ】が入る言葉はなるべく避けたほうが
ビジネスに適しています。
③努力しよう!!!と決意をしたのですよね
そんな時は率直に
→今後、自分が出来ることを最大限
努力しようと決意致しました。/致します。
④こちらは思うだけではなくて
相手にきちんと依頼しましょう。
→今後もご指導ご鞭撻のほど
宜しくお願い致します。
このように【思います】が全ての
感想文から
しっかりと気持ち・決意・依頼まで
伝わる文章に代りましたよね。
思う・・は便利な言葉ですが
相手に何を伝えたいのか。
その気持ちは何なのか
一度書き出してゆっくり見直すと
分かりやすいですよ。