皆様こんにちは。
マナーOJTインストラクター
キッズマナーインストラクター
赤名麻由子です。
今日、ネットニュースを見ていたら
「麦茶」と「しつけ」
という単語が目に入りました。
母と子の会話のなかで
母「何飲む?」
子「麦茶」
母「麦茶くださいでしょ?」
子(無言でゴクゴク)
母「ありがとうは?」
というこのやり取りに対し
しつけをどう考えるか。
という記事の内容でした。
ちょうど
昨日の親子マナー教室で
ありがとうの感謝の気持ち
について触れたばかり。
大変考えさせられる記事でした。
私の理想は
母の「何飲む?」
に対しては
「麦茶が飲みたいな。いれてもらえますか?」
とか
「麦茶下さい。」
と言えたら嬉しいと思うし
母が麦茶を差し出したときには
「ありがとう。いただきます。」
と言って欲しい。
だから
言えるように導きたい。
そこで家では単語での会話は
しないようにしています。
インタビューを受けた
2児の母と言う方も答えて
いらっしゃいましたが
「麦茶がどうしたの?」
「ママは麦茶じゃないよ?」
という言い方で気づかせてあげる
方法もあるでしょう。
「麦茶。。がいい?
麦茶・・は嫌?
麦茶・・をどうする?!」
と麦茶の後に続く言葉を
思いつく限り言ってみてから
どれにしたらいいか言ってくれたら
ママ分かるんだけどな~と
「こうしてくれたら分かる、嬉しい」
という言い方に変える手もあります。
麦茶・・のあとしばらく
黙って次の言葉を待つ
という方法もあります。
気を付けたいことは
一番子どもと会話が多い親が
単語の会話を
しないようにすることではないでしょうか。
夫婦の会話でも
親子の会話でも。
つい、言っていませんか?
「ご飯!」
「時間!」
「鞄!」
「お風呂!」
そんな声のかけ方。
それなのに子どもの
「麦茶!」
は言葉が足りないと感じてしまう。
まずは
子どもへの言い方も考えつつ
・ご飯だから席にすわってね。
・出かける時間だから急ごうね。
・鞄忘れているから持っていこうね。
・先にお風呂入ってもらえる?
などなど
どうして欲しいのか最後まで
文章で伝えるようにしましょう。
私がもう一つ思ったのは
このお母さまがきっと小さいときから
子どもをよく観察して
先回りしてやってあげることが
多かったお母さまだったんじゃないか。
と思うのです。
子どもをよく観察して
あ、麦茶が欲しいのかな。
麦茶・・というだけで
「はい、どうぞ」
ともっと小さいときは出して
あげていたのかも。
大きくなっても
子どもは一言いえば今まで
出してくれたから
それでいいやと思い
次の言葉が出てこない
場合もあります。
私なんかは鈍感力が強めなので
子どもの要望になかなか
気付かないのです。
子どもはどうして欲しいか
自分の身を守るために
要望を叶えるために
はっきり言うようになりました。
「~してくーだーさい!!」
の「~」の部分に自分の要望を
入れます。
全て叶えてあげられるわけでは
ありませんが、
親以外の方にお願いごとを
したいときのことばとして
定型文のように決まった言葉を
覚えておくといいですよね。
お願いしたいときはこれ。
みたいに覚えられる言葉。
子育てで大切に
していることはそのご家庭ごとに
あると思います。
しつけも千差万別だと思います。
ですが、こうしてくれたら嬉しい!
と人間が思うことは共通することが
多いのではないでしょうか。
・ありがとうと言われたら嬉しい
・やり方を示してくれたら分かりやすい
そういう人が喜ぶ部分を
子どもたちが気づき
思いやりの心を形にできるよう
これからも導いていきたいな
と思います。