かつては
人脈を褒められた。

経営する場所には
いつも誰か訪れていて、

ここから人と人が
新しく繋がり、

新しい事、
面白い事なにか
無いですか?と

刺激を求め、
やる気のある
鬱屈した若者が、
訪ねてきていた。

そのうちに
それぞれの
表現することへと

活動がシフトしてるように
私には見えていた。

ほとんどの人とは
縁が途切れた。

私の気持ちは
健やかになった。

以前は頻繁に会っていた
グループからは、
はじき出された。

facebookに上がってくる
楽しそうな
食事会の写真を見ると、
寂しかったけれど…

反比例して、
上昇気流に吹かれるように
見える世界は変化して、

やりたい事をやり、
仕事のお客様も
ほとんど入れ替わり、

収入は増え、
自由時間まで
増えている。

このところ何故か
立て続けに

5年や10年ほど遡り、
古い知り合いが
連絡を取ってくる。

メッセージを
やり取りしていると、

相変わらず
依存心が強く、

質問ばかりな人も
居るんだなぁ…と
気がついた。

会話してても
ポジティブな
気分にならない。

どちらかと言えば、
反対の気分…

かつては、ひたすら
聞き役に徹していた。

その方が
喜んでもらえたし、

私自身にも価値を
見出せた。

傾聴なんて
いい言葉じゃ無い。

あれは、
共依存だった。

久しぶりに
当時の知り合いと
会話したら、

自己評価の低さや
聞いてもいないのに始まる
身近な人のゴシップに、

辟易した。

会話してる間、
まるで見えない肉を
喰われているよう。

心を失った気がした。

帰宅した夫に
5分ほど愚痴り、

もう全然
いる場所が違うよ、

彼らは変わりたく
無いんだ、と
言ってもらうと、

もうそれで
落ち着いた。

私は嫌な奴に
なるかも知れない。

けれど、苦手だなぁと
思う人と付き合うのに、

心を捻じ曲げて
対応するくらいなら
距離を置いたほうがいい。

お互いにいい。

そして
軽蔑するわけじゃ無い、
ただ違うんだ。

考え方は
違っていていいし

だからこそ
棲み分けても
いいのだと思う。