目指すは四国、香川。
知り合いから情報を集めた結果、四国出身者の方が
こぞっておススメしてきた小豆島に行き先を決め、
そこに向かったわけです。
新岡山港からフェリーで一時間。
海も穏やかで、いい天気でした。
小豆島はオリーブの発祥の地として有名ですが、
最近ではテレビドラマなどの舞台になったりで関東からの観光客も多いみたいです。
急遽深夜バスで来たもんだから
温泉につかりたいと思って、
リゾートホテル「オリビアン小豆島」の日帰り温泉(ランチ付き)を予約。
2000円。
小豆島の土庄港から送迎バスを呼んだら、すぐ来てくれたんだけど、
あとから乗車してきた若者グループが
『ロッキンジャパン2012』のTシャツを着てたので
「あ、話しかけたい」と思い悩んでいたところ、すぐ下車。
「あれれ。」
わたしも誘われるがままバスを降りると
潮風が気持ちよくて、東京に比べたら数倍海の色が綺麗でした。
しかしながら大荷物を抱えたまま、女一人でそのグループに話しかけることも
恥ずかしくなってきたので、徒歩でホテルに向かうことに。
廃墟になり、今にも崩れそうな建物の中から。
だれかの隠れ家のようです。
途中ひとりで歩いていると、
サングラスをかけて、ストローハットをかぶった白髪のおじいさんに
声をかけられました。
「お姉ちゃんどこから来たの。」
「東京です。(埼玉だけど)」
カラースプレーでマーブル色に塗装されたマウンテンバイク。
そして、ミカン(愛媛?)のキャラクターがプリントされたTシャツをワンショルダーにして着て、日に焼けて引き締まった筋肉をのぞかせているとても派手なおじいちゃん(70歳)でした。
スカイツリーの柱を作っていた会社に働いていて、
今は年金生活をしていて、島中フェラーリ乗り回していて、
いろんな英雄伝を聞かされながらも、楽しそうに話す姿がかわいかったのです。
時折ハットを取って、両サイド白髪のハゲ頭を私に見せて、
「こんなんなってしまった」と。ほっこりました。
島ではきっと名物のおじいちゃんなのでしょう。
またいつか会える日までお元気で。
まだまだ小豆島の旅は続きます。
小豆島国際ホテル。
アールヌーボーのような繊細な装飾がされた門の向こう側には、瀬戸内海が見えます。
この鐘を鳴らして結婚式をあげる人がいるのでしょうね。
2時間ほど歩くと、海が見下ろせる丘の上までやってきました。
とにかく日差しも強くて、
旅行バックをもちながら山を2つくらい超えたものですから、
汗だくでした。。
ランチタイムが2時までだったので、必死に歩きました。
ここまで来て、なにも食べれないなんて過酷すぎます・・。
ちなみに、バスはお昼休みで通っていませんでした。。
(けっこう不便w)
「オリビアン小豆島」に着いたときには13:45を回っていました。
ぎりぎりセーフ。
とにかく何か食べないと!と思って、汗だくのまま、レストランで和御膳を注文。(結局予約できていなかったという。。)
海の幸がたっぷり使われていて、上品なお味でした。
緑色の豆腐みたいのが、オリープだったのかな(不明)
お土産にエキストラバージンオリープオイルと、オリーブチョコを買って、
ホテルを後にしました。
今度は泊まりにきたいと思います。本当に景色のいいところ。
日が暮れる前に、高松へ移動しておきたかったのです。
高松にてその日泊まるホテル探しをしました。
ちょうどモンスターバッシュという四国の夏フェスが開催されている期間で、なかなかホテルが見つからなかったのですが、駅前でおばあちゃんが経営している老舗のステーションホテルがぎりぎり一室残っていたので、いれてもらえたのです。
うう、優しい。
ホテルにチェックインしてから
音小屋繋がりで知り合ったエミリさんの紹介で
高松港近くのおしゃれカフェに!
港の倉庫を改装した、古い建物が建ち並んでいます。
まるで気分はアメリカの西海岸!
地元の若者たちが集まる、隠れ家的カフェです。
居心地もすごくよくて、赤ワインのみながらディナー。
べた~に高松を舞台にした小説、海辺のカフカ読んで、うとうと眠っていたら
店員さんが
「ごゆっくりどうぞ」って
食器を下げてくれたのです。。
優しい。。
その後、どうしても噂の
「骨付き鳥」が食べたくて、
一人ライオン通りへ!!
24時前でもにぎわっていました。
モンバスのお客さんもたくさんいましたね。
流行っているらしいです。
味は、名古屋の手羽先のような、スパイシーな味。
一人でウーロンハイを片手に、ベロベロに酔っぱらって
気持ちいいまま、ホテルに戻りました。
ああ、食べ過ぎたわ、完全に、、
次の日は朝から40分かけて山田家さんへ。
きつねうどんと、天ぷらをいただきました。
なんせ、関西風、だしが命です。美味しかったー。
そしていよいよ讃岐まんのう公園。
久々ですねー。
前回は確か4~5年前に仕事で来ました。
見晴らしの良い丘から、ステージが2つ見渡せて、
すべてのラインナップが見れるのがいいところ。
とにかく、盛り上がりましたね。
皆キラキラ笑って、体を揺らして。
暖かな眼差しで。
ジャンルの分け隔てなく、音楽を楽しむ姿が印象的でした。
フェスの楽しさってこういうところにありますね。
ライブハウスに足を踏み入れるのには、あともう一歩ハードルがあるけれども
ぜひそれを乗り越えてほしいなあ。
高松駅に別れを告げて、日曜の夜に帰宅。
ひとり旅って、孤独が好きだからとか、ひとりがラクだから、というわけではないのです。
どれだけナルシストなんだと。思う方もいるかもしれません。
だけど、ひとり旅は山や海の色、その土地で作られた食べ物、潮の匂い、風の音、浜辺の砂の感触をじっくり感じることが出来ます。
その場でふらっと行き先を変えたり、乗り物を変えたり、ひとり旅は自由が多い分、しだいに、人が恋しくなります。
そうすると、見知らぬ人とたくさん出会えたりします。
今まで近くにいた人の大切さが感じられます。
今置かれている自分の環境や、感情を整理することができます。
今回のひとり旅は、すごくいい経験ができたと、深く感謝しています。
何にせよ、ひとり旅なのに、人に頼ってばかりの旅でしたしね笑
いろいろと情報を教えていただいた方、本当に助かりました。
よし君&かなぷち夫婦なんて、前日夜に「山田家いっといで!」って電話までくれて…
結婚式の報告ありがとう。そしておめでとう。
四国出身のたにっち、なかじょうくん、エイミーちゃん。小豆島はすごくいいところでしたよ笑。
ただ今度の旅は大切な人と楽しさを共有できる旅にしたいですね。
まあ気持ちの余裕さえあればまたやりますが笑
そんな感じで旅日記オワリ★
長文失礼しました!
maru69