≪怖がっていても仕方がない≫というタイトルのページに
この数週間、私が自問自答しながら求めていた
答えを見つけることができました。
「なぜ、がんにならないような生き方が出来なかったのか?」
という後悔の声も、少なからず耳にします。
あえて極端な言い方をすれば、「がんにならない生き方などない」と、
私は考えています。
中略
生活習慣や生活環境にいくら気をつけても
がんになるときはなるということです。
中略
少し見方を変えてみてはどうかと、私は思います。
がんを過剰に恐れたり恨んだりせず、現実的に、
あるがままに受け止めるのです。
自分を責める必要もありません。
これは「あきらめる」ということとは違います。
中略
現実を受け容れて前向きに治療に臨み
治療が難しいとしても、やはり前向きにいきるのです。
過度な不安や恐れを抱くことは、体にも好ましくありません。
いくら予防に努めても、気持ちが後ろ向きでは
十分な効果が得られないでしょう。
休息が必要な時期は誰にでも必ずやってきます。
タイムリミットも必ずやってきます。自分の意志とは無関係に・・・・・。
いつでも「いまを大事に生きる生き方」「いまを後悔しない生き方」を
心がけたいものです。
第一章 がんが問いかける「人として大事なこと」より
再発という言葉が現実に自分に降りかかってきてから
【病気にならない生き方】
【病気をよせつけない生き方】
【市川式 治る力】
てんつくまんの抗癌治療に関するメルマガなどの
化学療法をうけずに癌を治すという記事や
自ら経験し、身近にみてきた抗癌剤の
負の部分に恐れを抱いて、逃げたいという心理で
なにをしていても、ふっと湧いてくる答えの出ない
自問自答を繰り返していました。
背中やわき腹にでてきた痛みから
これはいよいよ決断しなきゃいけない時がきてしまったと
数日前、夫や子供達に治療をすることを伝えたのだけど
それでも心の中には、すっきりしないものがありました。
今朝、痛みから何をする気も起きず、洗濯をすませたあと
卵巣癌の闘病ブログをいくつかのぞいていました。
それでも、そんな自分に疲れてきて
よっしゃぁ!!って、気合いをいれて出掛けたのだけど
用事が済んだもののそのまま家に帰る気がせず
頭のなかにちらちらと浮かんできていたことを実行。
悩んだ時、疲れた時の気分転換・・・私の元気回復術
“本をみにいこう!!”
そのまま電車にのりT駅のジュンク堂にいきました。
猫の写真集・陶芸・絵の描き方・絵本・茨城のり子さんの詩集
目につく本をパラパラと開いてみたり
いつもは行かないコーナーをのぞいてみたり
そんな中で、またまた神様は粋な計らいで
どんな言葉よりも今の私にぴったりの一冊の本と
出逢わせてくれました。
【心に残る最後のとき】
聖路加国際病院 緩和ケア科医長 林章敏 著
帯には聖路加国際病院の日野原先生と林先生の
とても優しい笑顔の写真が載っています。
発行日をみてびっくりしました。
今月1日に発行されたばかりの新刊でした。
まるでカウンセラーに言葉をかけてもらっているかのように
ページを開くたびに欲していた言葉が次から次に
わかりやすい言葉で目の前に現れてきてくれている
そんな感動を感じながらいっきに読みました。
がん患者だけでなく、家族、先生・看護師さん・・・等々
色んな人に手にとって欲しいと思いました。
病気の本というより≪生きかた≫の本として
何度も読み返したい・・・と思える本です。
長い長い・・・・おそらく今まで一番長いブログになってしまいましたが
最後まで読んで頂いた方には心から感謝します。
ついでに機会ありましたら是非この本を手にとってみてください。
- 心に残る最期のとき―がんを生き抜いた3500人とのスピリチュアルコミュニケーション/林 章敏
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