ふるいゆめ ゆめに呼び起こされる ゆめが本当の私か | こここ

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みたことないものがみたい

ふるいゆめ 今朝のゆめ

 
実家の自分の部屋に画がいくつか飾ってある
大きな画を指して父が「これは~(の画)だね」と言う。私はそうだよと応える。
 
祖母の家にいる。帰ろうと思い、廊下に行き首に掛けていたアクセサリーを(自分で編んだ編み物のモチーフだったような。貰った懐中時計の鎖のモチーフだったような。)、壁の突き出た釘のようなところに掛けた。
 
廊下を曲がり居間に向かって「帰るね」と言う。母が悲しそうに顔を歪ませ、帰っちゃうの、とまだいいでしょと。
誰かが三人になっちゃうじゃないと。
そしたら叔母が「今度は鍋でも用意しておもてなししなくちゃね」と笑って言う。祖母が声を上げて笑う。
祖母の耳が聴こえていることに驚いた。部屋全体がなんとも穏やかな心地の良い雰囲気だった。
 
次の瞬間気付いた。祖母はなくなったんだったと。
三人といわれて気付かなかった、呆然とした。
おばとおじと母だけだった。
 
私はどこか離れたところに座っていた。 
 
男性か声を掛けてきた。
「悲しい?寂しい?」。寂しいと応えた。
 
皆のところに連れて行かれた。祖母の家、お仏壇を含めた応接間。
 
3番目の叔母が中学生みたいな可愛らしい格好をしている、白髪頭の三つ編み、口紅は濃いピンク 赤で。
次の瞬間、あまりに美しい人形を見た。きっと誰かを模してた。他にも部屋に人形はいくつもあった、おば?親戚の数の分だけ 模したものだったのかも。
 
その人形は黒真珠が首元にあった気がした。
 
その人形を見た瞬間、美しさに感情が抑えられなかった。泣いた。嗚咽した。座り込み号泣した。
 
「ようこちゃんが喜ぶかなってお母さんずっと言ってたのよ」と。おばが。
 
自身の不甲斐なさに泣いた。
祖母のなくなったことに気付かなかったこと。
あまりにリアルな母の気遣いに。
 
嗚咽し過ぎて 泣いて 起きた。どちらが本当の私か。
 
ただ、祖母はいないんだった。あまりにリアルだったのに。
でも耳は聴こえるのね。家族のやりとりを聴いて、嬉しそうだった、楽しそうだった。
 
そのあと現実か夢の中か虚ろ虚ろする中で、紫色のイメージがした。紫色のものを羽織っていたかも。高貴になれた?おばあちゃん。
 
そんな朝。