ホンモノの寒さとなってる
冬 大好きな季節
空気が澄んで キンと肌を刺す
少し冷たい風が吹くと
世間の 生活の? 様々な匂いがしてくる
車で隣町まで走る
普段の生活では 利用しない場所で
車を降りて 歩いてみる
知らない町なのに この路地は見たことある?
それは まだ子どもの頃のワタシの記憶?
そんなはずはない
この場所には すっかり大人になってから住み始めたから
もっと歩いてみる
この坂も…知ってる
ここを上って 上りきった所から見る正面の景色が
とても好きだったから
そう思って 坂を上ってみる
でも…… 違ってる
じゃあこの記憶は どこ?
知らない町なのに 歩くと懐かしくなる
夕暮れになった
その記憶は もっと鮮明になってるような…
あちこちの換気扇から 夕食の支度の匂いが漂う
灯が灯る窓を見たり 小さな子が遊ぶ声を聞く
カーテンを閉めると 暗くなっていることに気付く
歩いていると 辿りつかない目的地があるようで
いつまでも終わらない
ひとつ深呼吸して 車に戻った
今は 車通勤なので 歩かなければ この感覚はないの
でも 以前 電車通勤していた頃は
電車の中から見る 外の景色の中に
同じような思いがあった
都会の電車は 高架を走るから
世間の生活が 見え隠れするよね
当たり前の風景なのに その時はそうだと思っていたのに
今 その感覚を この場所で感じてしまうのは
少しツラい気がした