ピカマイ解散から一年が過ぎました。
あー、そうか、まだ一年か・・。
なんだか5年前くらいに思えますね。
僕はあれから、クリエイティブなことは休んでいます。
たぶん、もうしばらくは筆をとることはないでしょう。
というか、描きたいという欲求がいつ生まれてくるのだろうか・・自分でも心配してます(笑)
と言っても、簡単なものはやりますが・・。
ピカマイではたくさん作品を作りましたが、『パズーの絆』がある意味、僕にとって最後の作品だと思ってます。
その後の、女芸人シェアハウスや、永遠、えんとつ町のプペルなどの公演を行いましたが、正直あの頃は心身共にボロボロで脚本を書けなくなってました。
まあ、いろいろゴタゴタもあったし、6年近くも3週間に一本の執筆作業をする限界を迎えていたのだと思います。
解散公演を終えた次の日。
すぐに片付けと引っ越しをすることになりました。
その日は雨で、ガラ空きになった劇場を見て、なんだろう
・・自分が死んでしまったな・・
という喪失感がありました。
これ、メンバーもファンも、あるんじゃないかな・・。(なかったら寂しいな(笑))
だからといって、あのまま続けていくことは自分の限界を通り越していたのできなかったですが・・(笑)
あれから一年。
僕は平穏な日々を送っています。
運転免許を取り、車でドライブしたり、友達と遊んだり、違う職業の方とあったり、デパートで買い物したりゴルフしたり、温泉に行ったり・・。
凄く新鮮で、ある意味、隠居生活してます(笑)
今思うことは、100本以上の作品をグリーンロード劇場で公演し、みんなと血気盛んに稽古して、あれだけ大勢の方に応援してもらい・・
僕があれだけの作品と熱い想いをぶつけられたのは、皆さんの『楽しみにしているよ!』のその声でした。
公演が終われば、ファンの方たちは、オフ会で作品についての感想で溢れ、Twitter上でも『面白かったよ』の声が毎回50ぐらいは上がっていました。
メンバーもそういう感想などをファンからもらい、次はもっと素晴らしい作品を作るぞ!
と、言うような、相乗効果を生んでましたね。
僕もメンバーと同じ思いでした。
ファンの想いとメンバーの想い。
この2つが僕を突き動かしてくれたのです。
だから、がんばれたんだろうな(笑)
もし、何かあるごとに叩かれてたら、やれてないですよね(笑)
しかも、ファンのグループラインで自分が叩かれてるだろうなーなどと感じたりしたら、もう嫌になりますね(笑)
僕も人間なので(笑)
そこだけのことを考えれば、メンバーが僕を守ってくれてたのでしょう。
他のアイドル運営に比べて僕はあまり叩かれなかったことで、僕がピカマイを存続させていこうという思いを持ち続けられた要因でもありますね・・。
でも、いつも思うのは、なんでアイドルの運営って叩かれてるんだろう・・(笑)
アイドル七不思議です(笑)
この文面、わかる人にはわかるかな(笑)
あれ、普通の精神の人だと病んで自殺したくなるんじゃないかな(笑)
まあ、そんな暗い話はおいといて☺
僕のピカマイの一番の思い出はやっぱり4回の公演で1500入れるぞ!
という企画で、最後の公演では800人近く入ったDUOの公演ですね。
あの頃の稽古や、本番前のこと。公演でのファンの声援は今でも鮮明に思い出されます。
あと、君だけのスターになりたくてのカーテンコール前の暗転での鳴り止まない拍手や歓声も忘れられないですね。
稽古もいつも白熱してて、僕だけじゃなく、メンバーも怒声が飛んでましたね(笑)
特にミッキーの怒声が(笑)
誰も手を抜いてなかったし、メンバーからも、『できないならば出ないでくれる?』と、そんな声がいつも聞こえてましたね(笑)
それだけ、プロ意識も高かったし、ファンに作品を見せるということがどういうことかをわかってたのだと思います。
そういえば懐かしことを思い出しました。
稽古で一個忘れられないエピソードを一つ。
確かピカマイのエースの星野が稽古を見てるときに一瞬寝てたんです。
まあ、朝の6時に家を出て、帰ってくるのが深夜の1時。しかも激しい稽古や本番が続くと体力的にも眠くなる時もありますよね。
そんな時に、僕は寝たことを注意して、『今度寝たらビンタするからな』などと冗談で言ったら、自分の所にすぐに来て
『ビンタしてください!!』
と血気盛んに言ってきたんだよね。
星野は、主演だから、そんな姿をみんなに見せたことが許せなかったのか・・
それとも、主演の責任感からなのか・・
僕は、その時に、みんなの顔を見ると、星野が稽古中に寝てしまったことを許せないようではありました。
あっ、このままビンタしなければ、彼女が主演としてみんなを引っ張れなくなる。
彼女もそれを心配してるようではありました。
正直、鉄拳制裁は僕は違うと思ってるので、やりたくはなかったですが、でも勢いよくビンタをしました。
それで、ある意味彼女は救われたのか、その後また稽古に励んでいました。
こんなの今ならばパワハラで捕まっちゃいますね(笑)
でも、ピカマイは全員がそれぐらい必死に芝居と向き合い、公演を重ねていったのです。
だから、ファンも熱かったんだろな(笑)
では、長い文面を最後まで読んでくれた方。
ありがとうございます。
僕はまたいつか本気でエンターテイメントに取り組む日々がくると思います。
でも、まだそれには時間と準備が掛かりそうです。
もし、その時がきたら・・。
僕は、新国立劇場は諦めてませんよ(笑)



