こんにちは まんじ鍼灸整骨院の志田です
今回は、眠りと健康の関係についてお話していきます
「寝不足」はやっぱり健康に悪い❓
寝不足が続くと免疫力が落ちて風邪をひきやすい
1日、2日の寝不足であれば、身体に異常を感じることはないし、
仕事のパフォーマンスが落ちることはない。しかし、
数週間、数カ月と多忙による睡眠不足が続いた後、
風邪をひいたという経験はないだろうか❓
"睡眠時間"と"免疫力"の関係は、睡眠研究の世界ではよく知られた話
睡眠不足で風邪の罹患率が上がるという報告も数多くある。
そのメカニズムに大きく関与しているのが「自律神経のバランス」である。
寝不足の状態で交感神経が強く興奮すると、アドレナリンや
ノルアドレナリンといったホルモンが分泌されて、
それらが免疫細胞の機能を低下させます
交感神経は、一時的に生体の機能を高めますが、
反面、身体に無理を強いて危機的局面に対応させるシステムなのです。
ただでさえストレスフルな現代人は、交感神経をドライブさせがち。
そのうえで睡眠不足で免疫力はがた落ち。ぐっすり眠って
体を労わる副交感神経を優位にさせることが感染症を寄せ付けない秘訣だ。
気分がだだ下がり、やる気が起こらない
徹夜明けで目がバキバキ、ハイな状態になるのはほんの一瞬。
そのまま徹夜同然の睡眠不足が続くと、
間違いなくやる気が無くなったり、うつ傾向に陥る。
睡眠不足の状態は、睡眠圧が上がっているという状態。
この時、脳内にはアデノシンという睡眠物質が着々と蓄積されている。
アデノシンは、生体エネルギーであるATPの分解物なので、
起きて活動している間中どんどん脳内に溜まっていくファクターの一つだ。
このアデノシンは、やる気やモチベーションに関わる
脳の側坐核という部位に作用する。
側坐核は、やる気をもたらすドーパミンが作用する部位としても
知られている。アデノシンは、ドーパミンと逆に、
睡眠圧が上がっているので何か行動するよりもあなたは寝るべきだと
睡眠をうながす方向に働く。
やる気を促して覚醒をもたらす物質と、
やる気を抑制して睡眠を促す物質が同じ部位に作用する
という綱引き状態。起きていればいるほど、アデノシンが優勢になり、
綱は睡眠の方向へと引っ張られていく。
やる気を取り戻したかったら、寝るしかない