第七の手紙:
失敗は、成功へのプロローグ

はじめに

『大富豪からの手紙』の第七の手紙に
書かれているテーマは「失敗」。

誰もが一度は失敗して、
落ち込んだ経験があるはず。


小さなころは、転んだり、怒られたり、

テストで間違えたり…

 

日常の中に失敗が当たり前にあったのに、大人になるにつれて“失敗しないこと”が

正解のように扱われてしまうわよね。

 

でもこの手紙では、

明確に書かれているの。

 

「成功のためには、失敗が不可欠」だと。

 

今回は、私自身の失敗体験と、

この手紙で紹介されている

失敗との向き合い方について、

具体的にお話ししていくわね。


「挑戦の数」=「失敗の数」

 

たくさん挑戦するから
たくさん失敗する。
 
裏を返せば、失敗が多い人ほど、
挑戦しているということ。

 

 

この手紙では、行動を起こす限り
失敗は避けられないと書かれているの。
 
そして「本当の失敗」とは、
うまくいかないことではなく、
“あきらめてしまうこと”だと。
 

 

 

私自身、大学2年の頃
長いスランプを経験したわ。
 
コンクールでは予選落ち、
大学の成績も急降下。
 
「音大なんて来るべきじゃなかった」
「私には無理なんだ」
と自分を責め続けていたの。
 

 

でも、そんな私を変えてくれたのは、

師匠の言葉だったの。

「今、音楽から離れるのはただの逃げよ。逃げ癖がついたら、何をやっても肝心なときにまた逃げることになるわ。」

この言葉が胸に刺さって、

私は失敗から逃げないことを選んだの。


私が実践している
「失敗との向き合い方」

 

失敗した直後って、
心がズドンと沈むわよね。
 
だから私は「悩む時間に制限を設ける」
というルールを作ったの。
 

 

 

最初は「1時間だけ落ち込んでいい」
と決めていたけれど、今は15分まで短縮。
 
その間は思い切り泣いてもいいし、
暴言を吐いてもいい。
(もちろん誰にも聞こえないところでね)
 

 

そして、感情を出し切ったら次にやること――それが「言語化」なの。

「なぜ失敗したのか」「何を感じたのか」「どうしたら挽回できるのか」

そうやって整理していくと、
自然と視線が“未来”に向いてくるの。

 


失敗の3パターンと私の体験談

本書では、失敗には

大きく3つの原因があるとされていたわ

  1. 傲慢さ

  2. 計画と検証の甘さ

  3. 人間関係

それぞれの失敗パターンについて、
私の体験も交えて紹介するわね。


① 傲慢さ

昔の私は、自分がちょっとモテていた
時期に、調子に乗っていたの。


 

親友のような存在だったS氏と、
顔がタイプすぎたM氏の間で
心が揺れていたわ。

 

 

 

 

最終的に、S氏との未来を

一方的に手放し、M氏にアプローチ。

 

でも、結果はどちらとも疎遠に。

 

M氏のことを本当に好きだった

わけではなく、

「もっとかっこいい人と並びたい」

という虚栄心が動機だったのよね。

 

 

その経験で、
私は「過剰なプラスは毒になる」
ということを実感したわ。
 
褒められても浮かれず、
自分を律する謙虚さを忘れないように
しているわ。
 

 


② 計画と検証の甘さ

私は楽観的な性格で

「きっと本番までに何とかなる」

と思いがちなの。

でも、それが仇になって、

本番で演奏が止まってしまうという

大失敗があったの。

 

原因は明らか。

 

70点の練習で満足して、

100点を目指す詰めが甘かったのよね。

 

その失敗以降は、

練習段階でも120点を出すつもりで、

徹底的に計画を立てるようになったの。

 

 

自分を鼓舞するために、
レベルの高い先輩の演奏を見に行って、
自分との差を肌で感じることも
意識してる。
 
焦る気持ちが、次の行動を生むのよね。

 


③ 人間関係

恋愛の失敗って、

エネルギーをとてつもなく奪うものよね。

 

M氏に振られたあと、

私は感情が麻痺して、「好き」という

感覚が分からなくなったの。

 

過去の黒歴史を清算しないまま、

次々と短期間の恋愛を繰り返して、

どんどん感情が死んでいった。

でも2年の冷却期間を経て、

ようやく過去の失敗と向き合い、

反省できるようになったの。

 

 

「なぜあのとき、そう振る舞ったのか」
「なぜ失敗したのか」
 
それらが言語化できたとき、
ようやく“次の恋愛”に進む
準備が整ったと感じたわ。
 

 


まとめ:
失敗の先に、成功は待っている

 

失敗は、痛いし、恥ずかしいし、

できれば避けたいもの。

 


でも、挑戦しない人生に、

本当の成長はないのよね。

 

過去の失敗を丁寧に見つめて、

言語化し、次の行動に繋げていく。

 

その積み重ねこそが、

未来の自分を変えていくの。

 

成功の一歩手前には、
必ず失敗という伏線がある。
 
だから、失敗は怖がるものじゃない。
 

 

むしろ、成功へのプロローグなのよ。

私のブログでは、本から得た気づきを

私自身の思考と経験と共に

紹介しているわ。

 

ぜひまた覗いてみてね。