会社とは? | マニラではたらく社長のブログ

会社とは?

パナソニックのリストラ、1万人規模か・・・・

今期の人員削減は1万人規模へ





すごい時代になってきたものですね。


「会社を中心として仕事を続けていけば、食べていける」

という神話は既に終わってしまっている。どんなにいい大学出て、どんなに大手に入っても、リストラの対象になってしまえばそれで終わりだ。

そもそも会社というものは、非常に流動的で、永続しない可能性が強いもの、と考えないといけない。会社を取り巻く環境、市場、経済、通貨など、いわゆる経営環境は常に変動しているわけで、その変動についていけない会社は、縮小か消滅だ。ある意味、期限のあるプロジェクトに近いもの、と考えていかないといけないと思う。

時代や市場の変化に合わせて、常に新しい事業の種を撒き、芽を出し続けないと生き残っていけないわけだ。

この根本的な原理を分かっている者と、分かっていない者の差は大きい。

以前はこうだったからとか、ああだったからとか、昔と比較して、その差を指摘するほどバカらしいことはない。

以前などはどうでもよく、今がどうなっていて、これからどうなっていくのか、どうしていきたいのか?

経営者も社員もこの感覚を持っていなければいけない。


経営者的には、経営理念やポリシーを持つことは非常に大事だけど、でもそれでがんじがらめになってもいけないし、固執し過ぎてもいけない。

時代や環境に臨機応変に対応できるフレキシビリティが大事。


社員的には、いつ何時、会社がどう転んでもいいように、自分自身を磨いておかないといけない。

沈む船に乗っていてもしょうがないので、沈みかけたら、自分でいつでも泳いで岸にたどり着けるような体力と、知力を研磨しておかないといけない。

中流階級意識が強く、集団主義な傾向で、右に習えのかつての日本人では今の世の中渡り歩いていけないだろう。


私的には、自分こそが経営者。いつかは社長を超えて、もしくは出し抜いて、自分が取って代わってやる!くらいの気概を持っている社員を望んでいる。

そういった精神が根底ないと、自分磨きが出来ないからね。


会社としては、安定成長を続けたいとも思わない。

「安定」を身に着けてしまうと、今、バサバサとリストラを敢行している大手電機メーカーのように、管理組織が肥大化して、意思決定のスピードも遅くなり、時代についていけないからだ。

会社というものは、安定や形式とは正反対に位置するものだと思うのです。


ドーンとどん底に沈んでも、大きな勝負に勝って大逆転を狙う。


昨晩の日本代表じゃないけれど、終了一分前に最後の一点をもぎ取って、勝利を手中にする。


最後に勝てばいいわけです。


↑は単なる個人論ではありますが、少なくとも、僕はこんな考え方です。


集団ではなく、個人で勝つ。そしてその勝利者が寄せ集まると、さらに大きな相手にも勝てるようになる。

それがこれからの会社ではないかと思う。