あえて挑戦してみよう! | マニラではたらく社長のブログ

あえて挑戦してみよう!

BPOの事業が始まって、約数週間。

日本(顧客)サイドから、指導員の方も来てくれて、
毎日研修を行ってくれている。

一方で、今後作っていく組織作りの協議なども、
時間を見つけては話し合いをしている。

フィリピンにおける組織運営については、
確かにウチは経験も長いし、
それなりのノウハウは持っているから、
先方も勉強するつもりで話を聞いてくれている。

でも、逆にその会社さんは、
日本では非常に素晴らしい
カルチャーを持っているのが分かった。

社員は皆ファミリー、
会社は社員とともに成長していく、
上下関係というよりも、水平な目線。

横で見ていても、そんなカルチャー、
ポリシーを浸透させている会社というのが、
すごくよく分かる。

おそらく社長の考え方なのだろう。
素晴らしいことだ。

そして、そのカルチャーを、
フィリピンのアウトソーシングセンターにも
浸透させていく考え方で進めている。

フィリピンでは義理人情は通用しない、
とか
甘く接するとつけあがる
とか
上下関係、階級が大事
とか

フィリピンでやってきた人や
コンサルタントなどは、
大体そんなことを言う。

かく言う、僕自身も15年の経験の中で、
やはり同じように思う節があるのは事実。

でも、「家族的な経営」って、
フィリピンでは本当に出来ないのか?

必ずしもそうではないと思う。

むしろ、
潜在的に家族主義なフィリピン人の文化には、
かつての日本企業の文化の主役であった、
「社員は皆家族」
的なカルチャーは、十分浸透すると思うし、
十分理解される考え方だと思う。

毎日面接を繰返しているけど、
その言葉には全てのフィリピン人が反応し、
そして共感しているのがすごくよく分かる。

つまり大事なカルチャーなんだな。

でも私が知る限り、
フィリピンでそのような文化を浸透させ、
成功させた日系の会社は見たことがない。

なので、この会社(顧客)さんには、
是非そのカルチャーをつらぬいてもらい、
フィリピンでも同じ形にあえて挑戦してもらいたい。

そして、その成功をサポート出来る場所にいるのは
嬉しい限りだ。

ハッキリ言って、
自分の会社ではそこまで出来ていないので、
全く偉そうなことは言えないのだけれど、
今まで成し遂げたことがないことを
是非実現してほしいものです。

理想的な会社運営形態だと思うし、
皆やりたくても出来ない領域とも言えるので。

もしそんな文化が浸透し、成功すれば、
おそらく最強の部隊として、
いい組織体系になるんじゃないかな。

なので、応援のしがいもありますよね。