無駄使い | マニラではたらく社長のブログ

無駄使い

仕事で大手の企業さんと話をしていると、よく垣間見るというか随所で感じることが多いのだけれど・・・

社内に向かって仕事をしているというか、社内における自分の評価や実績を社外の人よりも重視し、そしてそれに余計な時間と労力を割いているケースが見受けられる。

その社外の人が、お客であったりしてもだ。客観的にみても本末転倒な気がする。

大手の場合は、社内における、特に上司に対する自身の評価、実績などが出世や昇給のポイントになるからある意味致し方ないのかもしれないが、社内でのコンセンサスを得る為に無駄な労力を使うのであれば、もっと他にやることあるんじゃないの?とついつい思ってしまう。

会社の体系や指示系統が確立されているから、それに則るという意味ではある意味仕方のないことだとは思うのだが、明らかに無駄と思われるケースが本当に多いのも事実。

大手に限らず、中小でも同じようなケースは多々あるのかもしれないが。

社内のワークフローを無視したり、軽視したりしてはいけないが、社内向けの仕事は一銭のお金も生まない。ウチの社員が、対顧客に対して対応すべきタスクがあるにも関わらず、無駄な社内業務に時間を費やしている場合は、すぐに叱り飛ばし、考え方を変えさせる。社内向けにエネルギーや、精神をすり減らすのであれば、社外に対する活動に一秒でも多くの時間を使わせたいと思うからだ。


あと、サプライヤー軽視的な考えが日本の企業にはまだ多々あるかな。

サプライヤー=業者
という発想

この業者という言葉は一切使うべきではないと言うのが私の持論だ。

お金を払う方が偉い、お金を払う人がお客で、それが神様、的な発想は、ある意味古くさく、時代遅れ。

サプライヤーは、ただでお金をもらうわけではなく、ちゃんとそれに見合った製品なりサービスを提供しているわけで、その対価として費用を頂いている。

製品やサービスを提供してもらった側は、それを使ってさらにお金を生む仕事をするわけで、サプライヤーなしではそれは不可能なこと。

よって、サプライヤーさんはイコール大事なビジネスパートナーなわけだから、「業者」などと呼ぶ時点で、その時点で感覚がずれている。

最近は大分改善されてきたとはいえ、日本企業の悪しき習慣だ。特にアジア人を軽視し、アジアの中では日本が一番偉いと今でも思っている勘違い日本人に多い傾向だ。

そんな細かい一言で、実は、その人のビジネス感覚が一瞬で読めてしまうものなので、要注意~

自分自身も含めて、きちんとした仕事をしていかないとね!