会社は社長の責任 | マニラではたらく社長のブログ

会社は社長の責任

昨年来の経済危機から、今日に至るまで、相変わらず市場(当社の場合、客先の投資)が冷え込んでいる状況が続いている。

お客が財布の紐を締め始ているわけだから、なんでもかんでもミニマム発注。これではさすがに飯食っていけませんね。

もし、ウチが一つのビジネスモデルだけにこだわっていたら、多分、とっくに倒れていただろうと思う。ヒト、時間的な先行投資、つまり費やしたエネルギーは大きかったけど、他の収益モデルを準備しておいて本当に良かった。

でも、先行投資分の回収はまだまだこれから。新しい市場をしっかり開拓して、ビジネスベースに乗せていかねばなりません。


当社としても、現在、ベクトルの設定が必要になっている。

どんな組織体制で、何を売り、どうやって利益を確保していくのか。

これを最終的に決めるのは、

社長の仕事

であり、そしてその責任を負うのも社長の仕事。他の誰でもない。


意見やサジェスチョンを聞くことは聞くし、参考にすると思うが、決定を下せるのは社長しかいないわけだ。

債務も信用も個人で責任を負っている立場だから、当り前なのだけれどもね。


色々な意味でビジネスチャンスは転がっている。我々はフィリピンのリソースを活用し、日本市場からのビジネスを想定しているけど、その流れ一つとっても、様々なチャンスがある。

環境製品の販売にしてもしかり。

ただ、「新しい製品を一つ売る」ということは、可能性としては大きそうであっても、実はすごーく難しい作業なのです。

営業はできる。引き合いも頂ける。見積りの提出も出来る。

ここまでのことは言ってみれば、誰も出来ます。

が、実際に発注をもらい、製品を輸入し、税金を納め、検品し、設置し、検収し、メンテ体制作り、報告書を出す、ここまでやって始めてお金の回収。

その為には、新しい製品に対する知識やノウハウ、技術に至るまで、売る側のプロとしてお客に認めてもらわないとなかなかお金を頂くことができない。

これまでもたくさんの商材を見つけたり、開発しては、売り込みをかけてきたけど、

実際にお金に換える

までのプロセスに至った成功事例はすごく少ない。

だから、ビジネスは難しい。


逆にいえば、実際に新規事業で換金プロセスまでいった事業は、実はすごいことで、またノウハウも蓄積されている。


現時点で、何のノウハウが社内に蓄積されているか?

この点をしっかり見極めて、収支計画を考え、人員計画を考えていく必要がある。


今は、そんな時期だ。