仕事というのはツライもの・・・ | マニラではたらく社長のブログ

仕事というのはツライもの・・・

先日、東京滞在中に、
某大手企業さんを訪問した時のこと。

かなり早く着いてしまったので、
商談コーナーというか、待合室的な場所で、
お会いする予定の方を待っていた。

デカイ会社なので、商談コーナーだけで、
30セット位の小テーブルがズラッと並んでいて、
私はその内の一つのテーブルで呑気に、
コーヒーなんぞを飲んでいたのだが。

お隣の商談コーナーでは、広告代理店だか、
地域新聞だか分からないけど、50歳前後の
営業マンが、その大手企業の広報担当の方に、
一生懸命営業をかけていた商談をついつい
聞いてしまった。

すぐ隣だったので、
放っておいても聞こえちゃうんだけど、
広報担当員は、結構若い人。。

広告営業の人は、自分の息子みたいな歳の人に、
とにかく一生懸命頑張って、手を替え、品を替え、
自社の宣伝をしていたようだった。

でも、多分飛び込み営業だったんだろう、
広報の人には軽くあしらわれてしまっていた。

そんな姿を横目で見ていて、
これが日本のサラリーマンなんだなって、
つくつく感じたし、同時に仕事の厳しさを
見た気がした。

そして大企業と、中小企業の縮図というものも
垣間見た感じがする。

そう、実際の仕事というのは、特に日本においては、
そういった厳しいものなんですよね。

特に営業の前線で働く人は、自分の成績、
売上が数字で会社から課せられているので、
毎日、相当なストレスを抱えながらやっているのだろう。

仕事が面白くないからとか、
モチベーションが上がらない仕事だからとか、
対人関係で悩んでいるからとか、
自分のやりたい仕事じゃないから、

などと、甘っちょろいことを言っている、
言わないまでも、そう思いながら、
仕事をしている連中がたまにいるが、
言葉通り、あまりにも仕事に対して、

「甘い」


部分があるのは否めませんね。


自分がやりたい仕事をやりたいように出来るに
越したことはないけれど、仕事というのは、
それほど、甘いものではありません。

そうしたいのであれば、起業でもして、
自分でやるしかないね。

サラリーマンとして、曲がりなりにも給料を
もらっている人は、会社の方針に従って、
精一杯のことをしなくてはならない。

会社の方針や組織が変わることがあっても、
自分が与えられたポジションで頑張るしかない。

仕事が面白いとか、面白くないとかいうのは、
二の次、三の次。

飛び込み営業として、
大手企業に切り込んでいける人は相当すごい人。

それが会社から与えられた、自分の仕事として、
背水の陣でやっているような気概を感じました。

そんな人が企業や組織を支えているんだろうな。

そして、その姿勢が日本という国、
日本の文化を形成してきたのだろう。