米国への看護婦派遣 | マニラではたらく社長のブログ

米国への看護婦派遣

当社が現在事業企画しているのは、日本市場向けのIT技術者の育成及び派遣事業。

その関係で、フィリピンサイドにおいてタイアップする予定の教育機関の本部オフィスを訪ねてきた。。

いわゆる華僑系の大財閥が経営している教育機関だけあって、本社ビルには、自前の銀行、証券会社、ビジネススクール、そして約100校もある専門学校の本部機能がある。

その中に、国内及び海外向けの人材派遣事業を展開している子会社があったので、オーナーに紹介してもらい、その子会社の責任者と少し話しこんでみた・・・・



フィリピン国内ではアクセンチュアなどの大手IT企業に対して人材派遣や人材紹介を行っており、国内の事業が売上の約4割。

そして残る6割の殆どがアメリカ向けの看護婦や介護士、そしてセラピストなどの人材紹介事業だ。

面白いなと思ったのは、アメリカ向けの場合、最早、労働ビザではないのですね。家族を含めて、イミグラントビザ、いわゆるアメリカに移住するためのビザをプロセスするのがその会社の役目となっている。

手続きに14~16ヶ月も要するようだが、それでも移住出来てしまうのだから、看護婦で行く人も、年数を気にするわけでもなく、いくらでも仕事を続けられるわけだ。米国の看護師の資格も、アメリカに行かずとも取得できる仕組みが整っているし、そういった外国人を受け入れる法的な仕組みは、さすがにアメリカは徹底していてすごいですねぇ。

日本市場では決してありえない仕組みだ。

またフィリピン人も結局、英語圏国家に行くので、行き易いのでしょうね・・・

年間で100名以上の看護師を送っているとのこと。

フィリピン国内でのリクルートの仕組み、研修の仕組み、そしてビザなどの手続きの仕組み等々。海外出稼ぎ労働者の送金で財をなしている国だけあって、そういった仕組みは日本よりもずっと進んでいるんだなぁ、とつくづく感じました。