ITはニュー3K?! | マニラではたらく社長のブログ

ITはニュー3K?!

派遣事業の打ち合わせで、その業界では最大手といえる某人材派遣会社に訪問した。

数ある派遣会社で差別化を図らなくてはいけないこともあるのだと思うが、事務所の立地も、設備も、諸々の福利厚生もやっぱりすごいなぁ・・・

グッドウィルが大きな訴訟を抱えてトラブっているが、大手系の人材会社はルックスも大変大事なのですね。商品は「人」だから、ルックスの悪い会社だと来ないだろうし・・・

そして、「中身」も大したものだと思った。
ここの社員の来客への対応を見ていても、社員教育が行き届いているのが大変良く分かる。


それはさておき・・・

今年になって事業企画を始めた人材ビジネスので話が大分本格化してきた。東京で色々な企業と話をしている限りは、率直に言えば、顧客は大手中小問わずいくらでもある。

昔は、3Kの仕事といえば、「キツイ、キタナイ、キケン」がの俗語であったが、最近はIT業界を名指しで、ニュー3Kというのだそうだガーン

「給料が安い、帰れない、結婚できない」

なるほどー、などと思わず納得してしまったが、これが本音イメージらしい。

つまり、最近好景気になりつつあるITも、一昔前の「成長産業で勢いがある」、「ヒルズ族」などというイメージからはかけ離れつつあり、若者からの好感度、人気が凋落し続けているのだという。

ということで、2007年問題に加えて若者の「IT離れ」現象が、日本市場における深刻な人材不足に発展している。

そして、中国、インド、ベトナムという感じでアジア人の受入れを積極的に推進しているわけだが、現段階ではなぜかフィリピンの知名度が極めて低い。

そこに当社のビジネスチャンスが出てくるということになる。

親和性、ホスピタリティ、英語力、この辺りが上記のアジア三国には欠けている部分であり、大手企業に対してフィリピンが徐々に注目され始めているそうだ。

ただ、この事業を基軸に本格的な収益モデルを構築するためには、まずは教育的土壌の整備から入っていかないといけない。

そこの部分に当社はパートナー企業さんと一緒に投資を行い、人材開発を進めていく方針だ。

外国人なので、同じITであっても多少隙間産業的な職種に焦点を当てて行く必要があるが、ニュー3Kと言われながら空洞化しつつある分野に教育済みの人材をはめ込んでいく。

多少足の長いビジネスになるかもしれないが、フィリピンでも人材不足になりつつある現状を考えると、自前で教育機関を持つことは計り知れない相乗効果を生むものだと考えている。


色々な意味で、中途半端でマイナーなフィリピンという国が、少しずつでもクローズアップされているが、その流れに乗り遅れないように、チャンスをGETしていかねばビックリマーク



にしても・・・

実動二日目にして、モロ夏バテモード・・・・カゼ