こんにちは、石川です。
私の知っている営業マンで、
ある時たった電話1本で、
お客さんの方から
「契約したい」
と、言わせた営業マンがいました。
あなたは、そんな話を信じられますか?
これ、当時私の目の前で起こった、
正真正銘本当の話なんです。
「いったい、どうやったんだ?」
なんて声も聞こえてきそうなので、
早速その内容をお話します。
そのお客さんから、
後で偶然聞いたんですが、
どうして契約されたのかと言うと・・・。
そのお客さん曰く、
「電話の感じがよかったから」
だそうなんです。
そのお客さんは、
いろいろな住宅会社に電話で
問い合わせをしていたんです。
何社電話をかけたかは解りませんが、
その中で
「一番感じがよかった」
との事だったんです。
でも、
「○○でございます」みたいな、
バカ丁寧な言葉使いをしていた
わけでもありません。
それではいったい、
その営業マンがどんな対応をしたのか、
あなたは想像がつきますか?
そのお客さんの、問い合わせの内容は、
「おたくは、坪単価いくらですか?」
という非常にシンプルなものでした。
そのお問い合わせに対して、
その営業マンの答えはというと、
「だいたい○○万円くらいで
建てられる方が多いんですが、
いろいろ諸費用を含めた総費用だと
○○○○万円くらいしますので、
特別安いわけではないんです。」
「そのくらいの価格帯の会社は
他にもありますので、
いろいろ見比べた方が良いですよ」
という感じでした。
いかがでしょうか?
この意味がお解りになれば、
あなたは近い将来、
優秀な営業マンになれるでしょう。
それでは、解説します。
まず、
お客さんからこういった
問い合わせがあると、
多くの営業マンが
「チャンス」
と思ってしまいます。
すると、
「チャンス」と思った営業マンは、
ここぞとばかり、
「当社の○○はこうなんです。」とか、
「当社でしたら、
同じ内容で他社よりも
大分お安く建てられます。」とか、
「一度是非、見に来て下さい。」とか、
「私はこの後、
ずっと展示場にいますので、
○○と申しますが、
これから来られますか?」
と、まくし立てます。
どこのメーカーに問い合わせをしても、
みんなこんな調子では、
お客さんも嫌になります。
人は押し付けられるのが嫌いなんです。
「チャンス」
と思った営業マンの
普段口から出る言葉といえば、
「良いお客さんがいないかなぁ?」
という他力本願でしかないんです。
いいですか?
良いお客さんは、
待つのではなくて、
自分が良いお客さんに変えるんです。
結局、
その問い合わせをしてきたお客さんは、
なんと1週間後に、
契約書に印鑑を押してくれました。
この営業マンが言った、
「いろいろ見比べた方が良いですよ」
という言葉は、
一見遠回りをしているようなんですが、
実は一番の近道だったんです。
『急がば回れ』なんて諺がありますが、
昔の人は、
本当に上手いこと言うなぁと、
感心してしまいます。
それではまた。
最後までお読み頂きまして
ありがとうございます。
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